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カテゴリ:百人一首
百人一首 3番歌 あしびきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む あしひきのやまとりのをのしたりをの なかなかしよをひとりかもねむ 山鳥の尾の長く垂れ下がった尾のように、秋の長々しい夜を独りさびしく寝ることになるのだろうか。 作者:柿本人麻呂 生没年不詳。白鳳時代を代表する歌人。持統天皇の頃の宮廷歌人で歌聖。三十六歌仙の一人。雄大で力強い歌風に特徴があり、長歌の完成度は比類がない。 万葉集の代表的歌人の一人で、長歌20首、短歌75首が収められている。下級官吏という説があるものの詳細は不明。 「秋の夜長」は日本人の共通概念だったようです。秋の夜長を表すのによく使われる恋歌です。 山鳥は雄の尻尾がひといちばい長いので、長いことを表す代名詞ような使われ方をしてます。 山鳥は、昼は雄雌一緒にすごし、夜になると別々に分かれ、山を隔てて眠るという習性があるといわれていますので、ひとり寝を表す時に山鳥に例えたというわけです。 恋しい彼女を想って一人で寝る秋の夜長でしょうか。夏からいつのまにか秋になると夜寒になり、ひと肌が恋しい季節になるわけです。 ※ 小倉百人一首に選ばれた100名は、男性79名、女性21名。男性の内訳は、天皇7名、親王1名、公卿28名(うち摂政関白4名、征夷大将軍1名)、下級貴族28名、僧侶12名、詳細不明3名[3]。また女性の内訳は、天皇1名、内親王1名、女房17名、公卿の母2名となっている。100首はいずれも『古今和歌集』『新古今和歌集』などの勅撰和歌集に収載される短歌から選ばれている お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/06/01 02:00:52 PM
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