2013/03/19(火)12:00
百人一首 15番歌 君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ
百人一首 15番歌
君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ
きみがため はるののにいでて わかなつむ わがころもでに ゆきはふりつつ
作者:光孝天皇(こうこうてんのう)
830~887 在位884~887 第58代天皇。藤原基経により廃位された陽成天皇に代わって55歳で即位。
光孝天皇が若菜を摘んだという場所は、京都市右京区嵯峨にあった芹川周辺に広がっていた芹川野だったそうです。
若菜は、春の七草のように食べられる野草の総称のようです。今でも春先にふきのとうやセリ、菜の花の花芽を食べますよね。
子供のころの思い出に母といっしょに春先に田んぼの水路などでセリ摘みや利根川の堤防でヨモギ摘みなどしたものです。今時分でしたね、春の彼岸にヨモギで草餅などつくったものです。
今の時代ならお菓子はセブンイレブンで売られていますが、私が子供のころは親といっしょに草餅づくりをしたものです。今、考えると豊かな時代でしたね。
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