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桜木を砕きて見れば花もなし 花をば春の空ゆもちくる(一休禅師) 山門のわきにあった掲示板の書です。 桜の花は、空から(春の空気が)由(経由の由)持ってこられるもの 大般若経のテーマは空であると沢庵和尚が云っていたとのこと。 「なるようになる」ということです。 ここまで説明があって、一休禅師の歌が掲示板に掲げてあったことを知りました。 6月25日の参禅会にて日々忙しく掲示板の書を書き換えていないので、まだ掲げてある短歌を説明しますと教えられたわけです。深い意味があったのですね。 4月25日の坐禅会に参加したおり、坐禅が終わったあとに28日の大般若会に使用する『大般若波羅蜜多経(だいはんにゃはらみったきょう)』を庫裡から本堂まで運ぶのを手伝ってほしいとのことで移動のお手伝いをしました。1箱50巻入の木箱は約15kg位の重みを感じました。 寺の駐車場はイベントで使うので300mほど手前のヨークベニマル跡地が町の駐車場となっていたのでそこに車を止めて歩きます。5時ごろ境内に入りましたが既に人がいっぱいです。甘酒、おでん、お好み焼き、綿菓子、樽酒が無料でふるまわれておりました。福聚寺般若衆60名のスタッフさんが分担担当です。 この大般若会はあらかじめ申し込まれた家内安全等のお札(3000円)を前に『大般若波羅蜜多経』を転読で読みあげます。私もお札を始まる前に申し込みました。大般若会は年に一度、4月28日、玄侑宗久さんの誕生日に開催しているとのことです。 般若心経の元ともいわれている『大般若波羅蜜多経』(だいはんにゃはらみったきょう)は三蔵法師が天竺から運んできたものが日本に伝わってきたものといわれています。600巻、12箱50巻づつ入っている、大乗仏教の基礎的教義が書かれている経典。それを転読という読み方で12名のお坊さんで読み上げるというものです。2009年に一度見ていたので今回は2度目の参加となりました。 大般若会の動画はこちらです。 転読のあとは檀家を中心に330名の参加者で大般若会抽選会がおこなわれました。あらかじめ参加者には入口で番号札が渡されて、抽選箱で引き当てられた方が当たりです。今回55名の方が当たりです。はずれた方にも全員にプレゼント袋がいただけ、はずれなしの大判振る舞いです。 慧日山 福聚寺 福島県田村郡三春町字御免町194 一般的に大般若会はお正月におこなわれることが多いそうですがここ福聚寺では住職の誕生日である4月28日に毎年、開催しているとのことです。 山号の慧日山(えにちざん)と寺の名前、福聚寺(ふくじゅうじ)は両方とも『観音経』にちなんでいるとのこと。 慧日破諸闇(えにちはしょはん)ちえのひかりがもろもろをの闇をやぶる 福聚海無量(ふくじゅうかいむりょう)福あつまること海のごとく量り無し お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/06/26 02:38:09 PM
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