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カテゴリ:百人一首
百人一首 77番歌 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ せをはやみ いわにせかるる たきかはの われてもすゑに あはむとそおもふ 作者:崇徳院(すとくいん) 崇徳天皇 1119~1164 在位1123~1142 第75代天皇。名は顕仁(あきひと)。鳥羽天皇の第1皇子。 5才で天皇の位を譲り受けたものの、22才の時、鳥羽上皇の命で異母弟の近衛天皇に譲位。 近衛天皇崩御の後に即位した同母弟の後白河天皇と、どちらの皇子を立てるかで対立して保元の乱となり、争い敗れて讃岐に配流され、同地で崩御。 滝川の川瀬の流れが速いので、岩にせき止められる急流が、2又に分かれるが、また再び合流するように、愛しいあの人と今は別れていても、いつかは必ずや再会できるであろうと思ふ。 この歌は、崇徳院が1150年に藤原俊成(定家の父)に命じて編纂させた「久安百首」に載せられた一首です。「別れてもまた必ず逢おう」という気持ちが込められた、燃える情熱と、決意が込められた歌です。 崇徳院は保元の乱に破れて讃岐国松山(現在の香川県坂出市)に流されそこで一生を終えたということです。 ※ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/05/18 10:31:32 AM
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