2013/05/19(日)12:25
百人一首 78番歌 淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守
百人一首 78番歌
淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守
あはちしま かよふちとりの なくこゑに いくよねさめぬ すまのせきもり
作者:源兼昌(みなもとのかねまさ)
平安時代中期から後期にかけての歌人・官人。宇多源氏の系統で、美濃介・源俊輔の子。子に昌快、前斎院尾張がいる。官位は従五位下・皇后宮少進。
淡路島との間を飛び交う千鳥の鳴き声に、幾夜目を覚ましたことであろう、須磨の関守は。
荒涼とした須磨で、海の向こうの淡路島から千鳥が渡ってくる。千鳥の鳴き声に、須磨の関守は眠りをじゃまされ目覚めてしまう、
ラジオやネットがない時代です。夜中に独りであることを実感したでしょう。
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