|
カテゴリ:百人一首
百人一首 99番歌 人も愛し 人も恨めし あじきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は ひともをし ひともうらめし あちきなく よをおもふゆゑに ものおもふみは 人をいとおしく思うこともあれば、いっぽうでは人を恨めしく思うこともある。思うにまかせず、この世を思うがゆえに、あれこれと思い悩むよこの私は。 作者:後鳥羽院(ごとばいん) 後鳥羽天皇 1180~1239 在位1183~1198 平安時代末期から鎌倉時代初期 第82代天皇。高倉天皇の第4皇子。諸芸、とくに歌道に優れ、和歌所を設置し、『新古今和歌集』を勅撰。承久の乱で敗れて隠岐に配流され、その地で崩御。 時代は変化しています。後鳥羽天皇は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての激動期に生きたがために、このような歌を遺されたのでしょう。 「人も恨めし」の歌を詠んでから9年後に、後鳥羽院は貴族復権を掲げて北条義時に挑み(承久の変)はしたものの破れ、島根県の隠岐島へ流されました。 ※ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/06/09 10:29:31 AM
コメント(0) | コメントを書く
[百人一首] カテゴリの最新記事
|