2019/10/18(金)09:34
チタケうどんを半世紀ぶりに口にできました。
思い立った翌日にひらめいたことが現実になった。これはweb検索があったこそです。ひらめきを検索できたからこそのアクションでした。
たのしみは 半世紀ぶり あこがれの チタケの出汁で うどん煮るとき
チタケと云われても北関東人以外の方には、あまりピンとこないのではないかと思われます。北関東人にとってはマツタケよりもチタケの出汁味なのです。乱獲されて北関東では少なくなり南会津までチタケ採りに遠征される方が増えたとのことです。慣れない山で滑落遭難死する人が出るくらい昨今珍重されているキノコなのです。
食べた直後の感想は、最初は記憶の中のチタケうどんの方が美味しいと思ったが、、、
半世紀前は、美味いものがそんなに無かった時代だったので、チタケうどんが当時は際立って美味しいと感じたのかもと!
しかし、食べ終わってからじわりじわりと後味の美味しさというのか、口中に舌の上に美味さがフィードバックしてくるのです。不思議な感覚かも。
まだチタケの煮汁が残っているので明日も、口にできる。
昨夜ふとこの季節、山にチタケ(乳茸)が出始めているのではとweb検索してみましたら、121号線沿いの直売所に乳茸が並んでいるかもとの直感を信じて足を運んでみました。片道、約87km、100分の場所にある国道121号線傍の直売所です。キノコ採り名人、髭の爺さんが亡くなったしまったとの書き込みだった。
このコンニャクとふるまいの味噌汁が美味しかった。再訪したくなる味でした。使っていた米麹の尾瀬味噌を購入でした。
目的はチタケを手に入れて半世紀以上も口にしていない幻のソウルフード「チタケうどん」をまた口にしてみたいということでした。なぜ幻のソウルフードかと云うと、ふるさと群馬でチタケが生えていた里山はずいぶん前に大型工業団地になってしまってもはや手に入らなくなってしまったという悲しい現実があるわけです。
店頭に1つだけ出ていた、2千円の値札が目にとまった。半世紀ぶりだから購入することにした。左側がチタケです。
ぶどうは350円
栗は小粒の山栗です。これが甘い山栗です!
山道を散歩して落ちているのを拾うので無料です。
漬物用に購入してきた小茄子ですが、、、
チタケの旨味を茄子に吸わせるわけです。
スライスしていっしょに炒めました。
帰ってからチタケを計量してみたら150g大小あわせて12本、新鮮なものは折ると乳液が滲みでる。
帰宅してから、早速の調理開始でした。
チタケを適当に刻んでフライパンに油を敷いて炒める。
その後、茄子と大根も刻んで加えて炒める。
水、麺つゆ、醤油、日本酒を加えました。
乾麺を茹であげてから水洗い、水切りしてから加えて煮込みうどんです。
チタケの煮汁が茄子と大根に滲みこみ、チタケうどんができあがりました。
丼に盛り付け、できあがりです。