2024/02/02(金)19:53
蝿が手をする足をする
温泉仲間と湯に浸かりながらの四方山話から
「蝿が手をする足をする」と話し始めたわけですがこれ誰が詠んだのか記憶が曖昧なのです。一休さんか良寛さんの川柳かなと思った、後で検索すればわかるだろうと。
そして句の頭出しの五音は何だったろうかと推察してみた
命乞い 蝿が手をする足をする
目を合わせ 蝿が手をする足をする
こっち見て 蝿が手をする足をする
叶うなら 蝿も手をする足もする
哀願の 蝿が手をする足をする
チェックしてみましたら
やれ打つな 蝿が手をすり 足をする
(読み方:やれうつな はえがてをする あしをする)
この句は「小林一茶」が59歳の頃に詠んだ句です。
川柳だと思ったが実は俳句であった。蝿は夏の季語なんですね。
一茶が57歳から59歳の時に書いた句日記「八番日記」に収録されているとのこと。
「一茶調」と呼ばれる独自の俳風を確立して松尾芭蕉、与謝蕪村と並ぶ江戸時代を代表する俳諧師の一人となった