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カテゴリ:コラム
 ドラえもんをはじめ、ポケモン、アンパンマン、ハローキティなど数多くの世界的人気キャラクターを生み出している日本。もはやキャラクター大国といっていい。そのキャラクターグッズは、子供向けのものだけでなく、大人に向けたものにまで広がっており、その数は無数である。そのキャラクター市場は、実に1000億とも、2000億とも言われており、日本経済にも大きな影響を与えていることは、周知の事実である。

 だが、そういったキャラクター商品の氾濫の一方で、そのキャラクターの原点ともいえるべき作品そのものの本質、つまり、筆者がその作品を通じて伝えようとしているメッセージや、その作品に込められた思いなどといった作品性そのものが、いまひとつ忘れがちになっているのではないかという気がしてならない。愛知万博の「サツキとメイの家」の保存先をめぐる誘致合戦などという、「となりのトトロ」のキャラクター性にしがみついているようなことが起きているが、では宮崎駿が「となりのトトロ」を通じて、伝えようとしたことは何だったのかを知っている人はどれくらいいるのだろうか?やなせたかしは、どのような思いを込めて「アンパンマン」を書いたのか、それを知っている人はどのくらいいるのだろうか?

 別にキャラクター商品の展開を批判しているわけではない。作品の知名度を上げるために、その中でわかりやすいものとなるキャラクターの商品展開は必要なことである。が、最近は「忍者ハットリくん」や「タイムボカン」シリーズなどといった、本来なら子供向けであったはずのアニメのCR台が出るなど、キャラクターそのものが私たちの想像以上に、一人歩きをしている。そうするうちに、作品そのものを知らない人にとっては、その容姿を見るだけで「かわいい」だとか「かっこいい」だとか、そういった表面的なイメージでしか、キャラクターをとらえなくなる。作品の知名度を上げるためのはずのキャラクターが、逆に作品から人々を離していくという恐るべき現象を生み出しているのだ。それゆえ、キャラクター性と作品性のバランスを考えないと、かえって作品そのものの重みが失われる。

 そうしたキャラクターとしてのイメージの増大は、時として作品の面においても影響を及ぼす。つまり、キャラクターイメージにあった作品にしないと、ファンが付いてこないといったことになる。だが、そうした作品づくりは、本来もっていた作品そのものの良さを殺すことにもつながる。

 それこそ「ドラえもん」は、キャラクター性の増大によって、作品としての質を落としてしまった悲しい例といえよう。特に、最大の監修者とも言える藤子・F・不二雄先生の死去が、一番の転機となってしまったように思える。製作スタッフとしては、藤子F先生の魂を受け継ぎ、新しい「ドラえもん」を作り上げようとしたかも知れない。だが、「保護者」「かわいい」といった、本来ならばドラえもんの一側面に過ぎないイメージが、キャラクター性の増大によって広く知られ、そして強まり、それに合った作品づくりを強いられることになった。その結果、(アニメにおける)しずかちゃんの入浴シーンも消え、キャラクターデザインも原作から外れたものになってしまった。かつてのように、原作とうまくバランスをとっていたアニメドラえもんの姿は、そこになかった。

(たぶん多くの方は、アニメ「ドラえもん」に対しては、子供の頃に見ていたアニメのイメージが強いと思うが、2年前のOP・EDリニューアルなど「ドラえもん」のアニメは、時代を経るにつれ変質している。このことについては、MISTTIMES.COM Blogのこの記事が詳しいので参照してほしい。実際に見てみたいという方は、一昨年の『ふしぎ風使い』、昨年の『ワンニャン時空伝』を見てほしい。黄金期と言われる『のび太と鉄人兵団』と見比べれば、一目瞭然である。)

 そうした傾向に、製作スタッフもうすうす気づいていたのではないだろうか?声優・スタッフの交代は、高齢化というのが最大の理由ではあるが、もうひとつの理由は、増長してしまったキャラクター性によって、失われてしまった作品性を取り戻すためのリニューアルではなかっただろうか?


 作品性とキャラクター性。どちらを重要視するかは、そのアニメの方向性にもよるところがあるので、何ともいえない。だが、それらをうまくバランスを取り合ってやっていかなければ、どんなに作品が素晴らしいものであっても、その作品の本質が伝えられないままで終わってしまう。それで本当に後世に伝えられるものになるのだろうか?キャラクター性だけだと、もはや今後出てくるであろうアニメ・漫画に取って代わられることは目に見えている。これは「ドラえもん」に限った話ではない。先の「となりのトトロ」にしても、「アンパンマン」にしても、作品ありきで生まれたキャラクターにも関わらず、それが忘れ去られている気がしないでもない。一度「かわいい」とかという感情を抜きにして、「となりのトトロ」を見てはどうだろうか?「アンパンマン」の絵本を一度読んでみてはどうだろうか?「ドラえもん」の原作を読んでみてはどうだろうか?きっと、これまで気づかなかったことがわかるはずだ。


<5/5追加>
「わさドラ」反対だと言う方は、ぜひこの記事読んでください。↓
MISTTIMES.com Blog「わさドラへの期待」


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最終更新日  2005年05月04日 13時46分56秒
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