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カテゴリ:コラム
「ファン」を辞書で引いてみると

スポーツや芸能、また選手・チーム・芸能人などの、熱心な支持者や愛好者。ひいき。(大辞泉)

芸能・スポーツなどの熱心な愛好者。また、特定の俳優・選手・人物などをひいきにする人。(大辞林)


しかしながら、現実においてのファンの姿は、その特定のもの・人に対する愛好という言葉だけで語ることはできないように思う。現実におけるファンの姿というものは、その特定のもの・人に対しての自分なりの価値観へのこだわりもまた持っていると思う。作り上げる作品が示す方向というか雰囲気というか魅力というものは、やはり作品を作り出す者に委ねられる部分が多い。その作り出す者が示した一つの方向に共感できる、あるいは感銘を受けるものたちが、ファンとなっていく。

だが、そのファンの受け取り方自体も、人それぞれ異なってくる。作品というものは、作った者の意図や思いが全ての人にそのまま伝わるというわけではない。どうしても、受け取る側はその作品に対し、自分なりに解釈をして受け取ろうとする。そういうふうにして、ファン一人ひとりが自分なりの作品観というものを形成していく。そのため、作った者が意図していなかった部分にも、作品の魅力が見出されるということもあるのだ。そういった作品に対する自分なりの価値観が、自分はその作品のファンであることを成り立たせている。

一人ひとりの持つ自分なりの作品観が崩されるとき、それこそ「ドラえもん」のリニューアルのような出来事が起こったとき、ファンはどうなるか。自分のドラえもん観にそぐわないものであれば、当然のごとく批判するであろう。大山声のドラえもんがすべてだと思っている人にとっては、今回の声優交代は許しがたいものだと批判する。それと同様に、「ドラえもん」は藤子・F・不二雄の漫画だという人にとっては、藤子F先生没後の大山ドラはあまりにも酷すぎるものだったと批判する。そして、それらの中からは、ファンをやめる者、あるいはアンチドラに転ずる者が現れてくる。今回のリニューアルでは、ドラえもんを終わらせろと主張する者や、リニューアルドラを純粋に見ようとせず、ただあら捜しをして批判する者たちがそうであろう。結局のところ、特定の作品そのものに対する愛情というよりはむしろ、自分のその作品に対する価値観に沿っているかどうかで、判断しているのだ。

それぞれがそれぞれ、特定の作品に対する価値観が異なるものだから、作る側からすれば非常に難しい問題を突きつけられることになる。その方向がファンから歓迎されなかったから、だからこの方向に持って行った。ところが、その新しい方向でも、別の方のファンから反発される。ファンはそれぞれだから仕方のない話ではあるが、これを作る側から見れば、ファンというものは自分勝手なものとして存在していると言ってもいい。

自分勝手な存在、まさしくファンはそういうものだろう。自分なりの価値観を大事にしてきたからこそ、特定の作品への愛情もひとしおだと思うし、それが彼らのファンとしての自分を成り立たせるためのものだったと思う。だから、人それぞれが持つ自分なりの価値観を私は否定する気はない。


とはいうものの、それに固執しすぎるあまりに、ファンとして一番大事なことを最近のドラえもんファンは忘れているのではないかという感も否めない。次回は、そこらへんのところを私の個人的意見という形で書いていきたい。

後編:「ファンという存在(2)

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最終更新日  2005年08月23日 00時41分56秒
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