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カテゴリ:映画・テレビ
ゲド戦記』 2006年製作・日本

宮崎駿監督の息子、吾朗氏が監督を務め、手嶌葵の歌った主題歌が話題となっている一方で、Yahooのユーザーレビューを見ればわかるように、あまりの評判の悪さでも注目されているスタジオジブリの最新作である。これだけの評価の低さには、正直私は首を傾げてしまい、宮崎駿作品並みのクオリティを期待してしまったがために、そのような低い評価になってしまっているのではないかと思っていた。吾朗氏に親父並みの技量を求めるというのは酷な話ではあるし、とりあえずこれまでのジブリ作品のイメージを一切捨てて、この映画を鑑賞してみた。

全体的な評価としては、まずそんな酷い作品ではないと思う。つまらないわけではない。
ただ、かといって面白いかというと、それがまた微妙なところである。どっちつかずの平凡な作品。そう評価する以外に言葉が見つからない。敢えてそのように見せているのか、それともただ単に監督の技量がまずかっただけなのか。正直言えば、結局『ゲド戦記』でどうしたかったのか、何を見せたかったのか、それが作品からはあまり見えてこないのである。さすがにこれだと、あれほどの酷評を受けても仕方がないように思う。

演出については、別に下手というわけではないのだが、どちらかといえばテレビアニメ的な演出という感じだろうか。普通に30分の平凡なテレビアニメを、2時間ぐらいに伸ばして見せてみたというところか。静かに淡々とストーリーを見せているという感じである。

だが、やはりこれは映画なのだから、映画には映画なりの見せ方があるように思う。
それこそスタジオジブリの技術力をもってすれば、もっと別の見せ方があったのではなかろうか。さすがに吾朗氏はアニメ未経験だったがゆえに、演出の未熟さが露呈してしまった格好だ。それゆえに、ジブリの技術力が十分に発揮できず、不完全燃焼に終わった感も否めない。

ストーリー展開にしても、物語の世界観や背景はなんとなくわかるにしても、それが登場人物の心情や行動にどうしても結びついてこない。もちろん全く関係ないこともないのだろうが、その関連性が薄い。それと「真の名」とは一体なんだったのか。物語のキーとなっている竜とはいったい??
そこのところも不可解で、作品を見る限りでは全くわからない。ちょっとこればかりは、あらかじめ監督、プロデューサーインタビューや、『ゲド戦記』の原作を読むなりして予習しないと、もしかしたらついて来れないのかも??


そんな不完全燃焼に終わった『ゲド戦記』だが、その酷評とは裏腹に、興行ランキングは初登場1位を記録するなど好調である。
これはもはや「スタジオジブリ」というブランドが、名前だけで100億を稼げるくらいに大きくなりすぎてしまったことを表しているだろう。これに気を良くして、「スタジオジブリ」というブランドにあぐらをかいて、粗悪な作品を作ってしまわないかどうか少し心配な感もある。
いい映画というものは、興行収入の高さで決まるわけではない。いかに観客を満足させたか。これが一番大事なことだろう。スタジオジブリは、これを100%成功したと思わないでいただきたい。
この低評価の現実を重く受け止めて、次なる作品につないでいってもらいたい。ジブリファンとして、これだけは言わせていただく。


~作品データ~
<解説>
アメリカの女流作家アーシュラ・K・ル=グウィンの「ゲド戦記」シリーズを、スタジオジブリが映像化したファンタジー・アニメ超大作。宮崎駿監督の実子である宮崎吾朗がメガホンを取り、少年アレンと大賢人ゲドの旅を通じて混迷する時代を生き抜くためのメッセージを投げかける。(Yahoo!ムービーより)

<あらすじ>
多島海世界のアースシーでは、聖なる生物の竜が共食いを始め、農民は田畑を捨て、職人は技を忘れていくなどさまざまな異変が起こり始めていた。やがて人々が魔法を信じることができなくなったとき、大賢人ゲドは世界のバランスを崩す者の正体を突き止めるための旅に出て、国を捨てた王子アレンと出会う。(Yahoo!ムービーより)

<スタッフ>
監督:宮崎吾朗
脚本:宮崎吾朗、丹羽圭子
原作:アーシュラ・K・ル=グウィン
音楽:寺嶋民哉(『半落ち』)
プロデューサー:鈴木敏夫(『ハウルの動く城』『千と千尋の神隠し』)

<キャスト>
アレン:岡田准一(『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』『花よりもなほ』)
テルー:手嶌葵
ハイタカ(ゲド):菅原文太(『わたしのグランパ』『トラック野郎』シリーズ)
クモ:田中裕子(『いつか読書する日』『火火』)
ウサギ:香川照之(『嫌われ松子の一生』『北の零年』)
テナー:風吹ジュン(『コキーユ ―貝殻―』『恋と花火と観覧車』)

<関連作品>
ゲド戦記(6冊)セット ゲド戦記(6冊)セット

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最終更新日  2006年08月09日 01時51分42秒
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