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テーマ:アニメあれこれ(26112)
カテゴリ:アニメレビュー・トピックス
ついにBLOOD+も今日で最終回。さあ、果たしてどんな結末を迎えるのか・・・。
第50話 「ナンクルナイサ」 脚本:藤咲淳一 絵コンテ・演出:松本淳 作画監督:石井明治 <あらすじ> 繭から生まれたディーヴァの子供を目の前にして、もう誰にも傷ついて欲しくないと願う小夜は、刀を構えゆっくりと切っ先を上げていく・・・・・・。 その頃、米軍の手により、翼手を闇に葬り全ての証拠を消し去ることを目的とした計画が発動されていた!! (公式サイトより) <感想・レビュー> アバンなしでいきなりOPですか。それもノークレジット。 ノークレジットOPをテレビ放送で見られるとはこりゃまた珍しい。 ディーヴァが死んだために、おとなしくなった翼手とコープスコーズ。やがて翼手は、空に向かった咆哮する。 デヴィッドは、オペラハウスに取り残されていたヴァンから、「オプションD」が発動されることを聞き、ジュリアに情報収集の協力を求める。必ず戻ってきてと願うジュリア。それにデヴィッドは「わかってる」とだけ返事をして、電話を切った。 一方、ステージの小夜とハジ、そしてカイ。 双子を殺して自分も死ぬという小夜の決意を知ったカイ。自分たちの血のために争いが起き、戦争の道具にされる。それが起こるのはもう見たくない。誰も傷ついてほしくない。だから死ぬ。そう思った小夜の決断だった。 ディーヴァの子供たちに向けて刃を向ける小夜。「ごめんね」と悲しげにつぶやく彼女。 だが、次の瞬間、カイは「ふざけるな」と言って、小夜を止める。小夜たちを認めないという奴がいるのなら、自分がぶん殴ってやると。小夜が泣き虫で大喰らいの普通の女だということをわからせてやると。自分が愛情注いで、面倒を見て、小夜たちの居場所はなんとかするとカイは説得する。そしてハジにも問いかける。ハジもそう思うだろう?と・・・。 だが、ハジの答えは・・・「私は小夜に従う者。すべては小夜の望みのままに・・・」と相変わらずの返答。これを聞いたカイは、、、ハジをぶん殴ったー!! (おお、なんかカッコいいぞ、カイ。) カイ「お前は誰なんだよ!!お前はお前だろ!!言ってみろよ、自分の言葉で!お前が何を望んでいるのかを!お前だって小夜を・・・小夜を愛してるんだろ?」 自分の思いを小夜に話そうとしなかったハジに、カイは激昂する。そんなカイに促されたのか、ハジは・・・ ハジ「笑顔が欲しかったのです・・・。」 小夜と出会ったころのあの笑顔。それがもう一度見たかった。その笑顔が戻るのなら、すべてを引き換えにしていいと、小夜にハジは尽くしてきた。そしてシュヴァリエとなって目覚めたとき、小夜が最初に見せたのは涙、そして怒りに燃えて武器をとって戦う姿だった。だが、沖縄で小夜を見たとき、小夜は笑顔に包まれていた。自分が望んでも与えることのできなかった笑顔を、カイとその家族は与えてくれた。ハジはシュヴァリエとなって、初めて小夜に背いた・・・ ハジ「生きて・・・生きてください。明日のために、今日を生きて・・・。もうあなたが戦うことはないのです・・・。」 ハジは涙を流して小夜に願う。顔を寄せ合う二人。ハジの願いを感じ取った小夜は涙を流し・・・ 小夜「生きたい・・・。」 そうつぶやいた。二人はやがて口づけを交わし、小夜は生きることを選んだのだった。 カイ「今日を生きて、明日を笑うんだ。明日を向いて、一生懸命生きていけばなんとかなるさ。ナンクルナイサー。」 と、そこにデヴィッドがやってきて、オプションDが発動されたことを伝える。 急いでオペラハウスからの脱出を図るカイたち。小夜はディーヴァの亡骸に手を触れ、彼女に別れを告げる。もう一人の自分に・・・。 と、そこに急襲が。 その正体はアンシェルだった!!!生きてたのかよ、アンシェル!! ディーヴァの子供たちに執着心を抱くアンシェル。そうはさせまいと小夜は刀をとり、アンシェルに向かっていく。その刀をハジが取り、そしてハジがアンシェルに刀を刺しこんでいく!! 結晶化していくアンシェル。だが、最後の力を振り絞り、アンシェルはハジの体に牙をぶち刺す。 ハジを案じる小夜。しかしハジは、カイに小夜を明日に導いてほしいと言って、自らはここに留まると。それを嫌がる小夜。するとハジは・・・ ハジ「ナンクルナイサ。あなたを愛しています・・・」 そしてオペラハウスの瓦礫が崩れ落ち、ハジはその下敷きに・・・ 小夜「ハジーーーー!!」 やがて米軍はオペラハウスに爆弾を投下した・・・。 時は過ぎて、沖縄。 小夜は高校に戻ってきた。第1話で切り取られた木の切り株には、新たな枝が生えていた。その葉から滴れる雫を手にとる小夜。と、そこに香里が頭突き。 痛がる小夜。「血が出たみたい」と香里にハンカチを借りようとするも・・・それは全くのウソ。そのウソに騙された香里は、そばの木の葉の雫を小夜に浴びせる。 あ~、あの二人の仲良しぶりが戻ってきましたなあ・・・。 米軍は、オペラハウスの爆破を、テロリストとの犯行だとした。その一方で、グラント国防長官とサンクフレッシュアメリカとの癒着疑惑がもたれ、特別調査委員会が発足されることとなった。 そのあおりを受けて、ヴァン・アルジャーノは当局に連行されてしまいました(笑) 最後の最後までヘタレキャラでしたなあ・・・。 そのヴァン・アルジャーノの連行を追いかける一人の報道記者。あれ・・・この口調は・・・? 報道記者はアーチャー調査補佐官(、ってヴァンのそばにいたメガネの男じゃないか!!なんとか生きてたのね。)が、サンクフレシュに潜入していた噂について追及していた。彼の返答は、「ノーコメント」。で、その報道記者はというと・・・・ あっ!ネイサン!!あんた死んだんじゃ・・・。 あ、でもネイサン・マーラーとしては死んだんだね。う~ん、結局こいつ、本当は何者だ?? これからも彼は、小夜とディーヴァの子供たち、そしてこの世界の行く末を見守っていくのだろう。 ディーヴァが死に、世界の翼手事件が沈静化に向かい、デルタシリーズも小夜から取り出した酵素が量産化できれば完全に沈黙できると、事態は収束に向かっているようだ。ルルゥもなんとか延命できるとのこと。小夜は奇跡的に覚醒を維持していた・・・だが、・・・。 診療室で横になり輸血を受ける小夜。いつもより調子がいいと言う小夜。そんな彼女はジュリアのことをなぜか気づかう。そのジュリアのお腹を触る小夜。 なんとジュリアは妊娠していた。キャー!!デヴィッドやりよった!! やるなあ、デヴィッド。 診療所にはルルゥもやってきた。トマトジュースのパックを渡し、今夜の開店パーティーにはそれに血液パックの中身を移して持ってくるようにとルルゥに言った。 「OMORO」に戻ってきた小夜。弁当の感想を聞くカイ。 おいしかったのはゆで卵という回答にカイは不満気。そしてカイは小夜の髪を切ってあげることに・・・。 髪を切ってる最中、小夜は岡村がまた海外に行くことを知らされる。中東のほうに行くそうだ。真央もついていくらしい。 って結局、この凸凹コンビは離れられないんかい!! 前髪を切ろうとしたとき、カイはハジのことを思う。 最初はハジのことを嫌っていたカイも、自分と同じで小夜のことを見ていたんだと述懐する。カイは小夜のために一緒に戦った人たちのことを忘れないと固く誓う。小夜を愛したハジのことも、彼らの思い出も、みんなすべて小夜になっていくのだと・・・。 髪を切り終えて、カイは鏡で小夜の髪型を見せる。その髪型は、あの頃のときのだった・・・。 夜になり、開店パーティーで「OMORO」の店内は盛り上がる。が、、、 小夜は気分が悪くなり、外に出る。「OMORO」の看板を寂しげに見つめる小夜。と、突然目まいが襲う・・・眠りのときがやってきたのだ・・・。 と、そこにカイがやってきて倒れそうになった小夜を抱える。 ジュリアを呼ぼうとするも、小夜はみんなには知らせないでと止める。そして小夜は、「はじまりの場所」に連れてってとカイに頼む。 小夜の好きだった海。そこを横目にカイは小夜を乗せ、バイクを走らせる。 やがて「はじまりの場所」、宮城家の墓へと続く階段を、カイは小夜をおんぶして歩く。 そして、小夜はつぶやいた。 小夜「もうすぐだね、カイ。ありがとう・・・」 礼なんていいさと言うカイ。が、そのあと、小夜に返事がない。やがて小夜の手から一枚の写真が落ちていった・・・ その寝顔はとても心地よさそうに眠っているようだった。 小夜の持っていた写真は、ロンドンにいたとき三人で写った写真だった。 カイ「小夜、お前に教えてもらったんだ。オレの生きる明日ってやつを・・・。お前が戦ってきたのは、このためだったよな。自分だけの幸せじゃなくて、みんなが幸せになるように。ただそれだけを思って・・・。約束するよ。オレは絶対お前らを幸せにする。だから・・・おやすみ、小夜。」 こうして小夜は「はじまりの場所」で再び眠りについたのだった。 そしてエンディング。あ、「語り継ぐこと」か~。 う~ん、「はじまりの場所」に戻って第1期のEDに戻しましたか~。うん、いいねえ。 そして数年後。 双子の子供たちは成長し、カイは二人を連れて小夜たちの眠る宮城家の墓にやってきた。 抱っこ、おんぶを求める健気な子供たち。いい加減お父さんと呼べと言うカイ。 で、双子の声は・・・一人はやっぱり矢島晶子さんだあ。予想通り。でも、この声も、あらかじめ矢島さんだとわかってないとわからんよなあ・・・ 最後の最後まで凄い演技力を見せてますこと。 んでもう一人は、門脇舞か??いや、喜多村英梨でよろしいのか?? う~ん、わからん・・・。 その宮城家の墓に、置かれてあったリボンのついた一輪のバラの花。 カイ「あいつ、来てたのか・・・。」 END う~ん、最終回としては、どちらかといったらいい方かなあ。ちょっぴり切なくもあるけど、ハッピーエンドと言ってもいいでしょうね。 まあ、一年間それなりに楽しませてもらいました。スタッフ、声優陣のみなさま。本当にありがとうございました。 総まとめレビューへ よかったら、クリックお願いします→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月24日 15時11分37秒
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