ごったニメーションblog

2007/03/18(日)00:48

新魔界大冒険を鑑賞

わさドラ・ドラえもん(93)

何やらかんやら言いつつも、今日(土曜日)『新魔界大冒険』を観に行ってきた。 先日も言ってたように、本当はレイトショーが上映されるのを待ってから観ようと思っていたけど、さすがにあちこちのブログで感想・レビューが語られているのを見ると、すっかり話題に乗り遅れた気分になってしまったわけで・・・(笑) とりあえず割引券使って、1500円で観ることにしましたよ。 テレビ放送でネタバレしすぎだとか何とか言われていたけど、そもそも僕は最近、テレビドラの視聴を控えるようになったし(理由は、わかる人はわかるよね?)、たまに気分次第で見ることはあっても、ネタバレ部分は飛ばしていたし、とにかく、極力情報は取り入れないようにしていたので、なんとか既視感は取り除くことはできた。 そのせいもあったのかどうかは知らないけど、今回の映画はなかなか見応えのある作品だったと思う。もちろん原作そのものが素晴らしいというのもあるだろうけど、真保裕一さんが原作の良さを活かしつつ、映画オリジナルのストーリーをうまく描いていて、美夜子の人物像に深みが出てきたこともあってか、(84年版好きの方には申し訳ないが、)84年版よりもキャラに感情移入できる作品に仕上がっていると思う。 あと、寺本監督が言っていた「やわらかドラ」。観ていて「なるほど」と思った。前作はどちらかといえば、動きの激しさが強調されている作画だったと思うが、それとは一味違っていて、まさしく「柔らかさ」というのが強く出ている作画だったと思う。そこらへんは金子作画監督の技術が良かったのだろう。 欲を言えば、もう一山という展開が欲しかったかなあ? 最初のシーンに代表されるように、せっかく現実世界とのリンクを描いているんだったら、そこらへんももう少し描きこんで欲しかった気もする。 キャストのほうはというと、マチャミは意外と上手かったかなあ?河本もまあまあってところ。ただ、相武紗季がやはり今ひとつの感が否めない。ゲストの芸能人声優なんて、1人か2人で十分だってのに・・・。 っていうかそもそも芸能人を声優に起用して、集客の効果あるんかいな?私だって、蒼井優ちゃん好きだけど、彼女が声優やった『鉄コン筋クリート』は観に行ってませんよ・・・。 せめてメインのゲストキャラだけは、プロの声優を使ってほしいものだ(『ケロロ軍曹』だってそうだし。)。 小学館、小学館プロダクションさん。「声優アワード」に共催してるんだったら、そこらへん何とかしてよ・・・。 相武紗季らが目立ってた一方で、誰にも注目されずひっそり出演していたのは つぶやきシロー。って生きてたのかよ!? つぶやきシローも、こんなしょうもない役でしか仕事がもらえないのかなあ?(笑) それと『魔法少女マミ』。 2作連続の魔美登場か~。やっぱ制作スタッフのみなさんも魔美が好きなんでしょうねえ~。 お願いですから、『新魔界大冒険』の特典には、『魔法少女マミ』の本編まるまる1本入れてください(笑)。それだけで十分ですから。 『のだめカンタービレ』の「プリごろ太」みたく。 ついでに、しずかのパンチラが拝めたのは有難かった(笑) これ、テレビじゃ絶対出来ねえよ。 とまあ、そんなこんなでそれなりに楽しませてもらいましたけど、結構観客入ってるようですね。先週の興行収入が、前年比約130%と下手すりゃ歴代最高ヒットも狙える数字。 あんなクソプロモーションで、どうしてこんなに客入るんだ!? っていうか、観客のみなさん。観ようと思った最大のきっかけは何なんですか? こんだけ入られるとなると、来年以降も芸能人起用やらネタバレプロモーションやらが続いてしまうようで、複雑な気分ですな~。 いや、それよりも、他のアニメ映画が、この映画のヒットを受けて、同じような真似をしでかすんじゃないかと、いらぬ心配をしているのだが・・・。 それはさておき、来年の映画なのだが・・・(以下、ご覧になりたい方は反転させてください。) 渡辺歩監督が復帰で、今度はリメイクではなく、原作作品の長編映画化になるとのこと。ということは、『ふしぎ風使い』や『ワンニャン』のような形をとるということか。 う~ん、それもいいんだろうけど、中途半端な作品にならないことを祈りますよ。 それにしても、どの作品を映画化するんだろう?来年はどうなることやら?

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