鳥羽根揚羽鳥羽根揚羽 (達成魔力7000G)○プレイ順/使用ブック MALDO : LP要らず →TIO : ロカ →ヨシュア : 手羽先縛る婆 《試合内容》 MALDOさんは無属性主体の天然ランドプロテクトクリーチャー混交ブック。火のケットシー、風のペガサス。グリマルキンは見えませんでした。要はバトルギアα、もしくはバンドルギアといったところ。ボージェスがいるので、合体前でもかなり高い防御力を持つでしょう。 マスファンタズムとアシッドレインが序盤に見えます。ややコンセプト割れな感がありますが、このクリーチャー構成でマスファンタズムというのはやはり…… TIOさんは連鎖重視の水ブック。テレポートが入っているのがちょっと珍しい感じがします。クリーチャーは水の定番アンダインやドルールのほかにカロンなども入っており、特に防御面ではかなり手堅い構成。ヘイスト等からめた高速周回で魔力を稼ぐ、オーソドックスタイプのようです。 戦闘はTIOさんの十八番ですから、土地取り合戦になったら滅法強くなるのでは。 ヨシュアさんも水ブック。リザードマンといった良クリーチャー、バンニップといった攻撃性の高いクリが揃ってます。そう、ヨシュアさんも戦闘が得意分野……これはもしかすると、『TIO vs ヨシュア 怪獣大決戦』!!(何) 水領地を巡っての戦闘、駆け引きが試合の一つの鍵になりそうです。 特筆すべきは、アイアンアイドルとミスルト。序盤からアイアンミスルトを狙い、早めに護符で差をつける作戦でしょうか。魔力獲得手段はこれのほかにゴールドグースがあり、戦闘重視の構成に見えます。 ヨシュアさんは早速、アイアン配置に動き出します。わざわざ右の離れ島に迂回して配置する徹底ぶり……しかし、初手からMALDOさんが握っていたアシッドレインが配置直後に火を噴き、もとい雨を降らせます。じゃばじゃばじゃば……結果、ヨシュアさんは無駄足を踏むことに。 その後、右ではなくわざわざ左へ回って城脇の複属性の土地をとるなど、わりと非効率的な行動をするヨシュアさん。しかし複属性の土地は重要なので、ゆくゆくはここを基点に攻勢を敷いてゆく算段があるのでしょう。 ヘイストで周回し水領地を確保してゆくTIOさん、風土地にボージェスを置いて無属性クリをばらまいてゆくMALDOさんは順調そのもの。 7R、MALDOさんのバトルギアが移動侵略し、風土地のヨシュアさん所有アンダインを強襲! しかもヨシュアさんは水連鎖0! バンドルギア vs 0ダイン(グース付き) どちらにとってもおいしい展開です。 これに勢いを得たのはヨシュアさん、TIOさんのカロンの横にバンニップを配置。危機を感じたTIOさんはカロンにピースするも、次ターンにヨシュアさんはチャリオットを引き打ち、置いたばかりのバンニップでTIOさんのドルールを撃破。う~ん、序盤から激しい攻防! 10R終了時点での順位&魔力はおよそ下の通り。 1.MALDO:830G 2.TIO:640G 3.ヨシュア:480G 充分な手持ち魔力を持って、護符を買いに行こうとするMALDOさんへヨシュアさんがバーブルを仕掛けます。ここでバーブルとは……すばらしい! しかし11R、MALDOさんはHWXを引き打ちし、北風護符を30枚購入。これがバーブルの弱みなんですよねぇ……まぁ、引き打ちばかりは仕方なし。 16R、MALDOさん、バンドルギア合体でTIOさんの60ダイン(HP60のアンダイン)撃破。機械公爵のメダルでも取っちゃいそうな勢い。ステキです。 対するTIOさん、3連鎖LV4の土地を作りあげ、19Rにはクイックサンドを手札に揃えた状態。二人にプレッシャーをかけます。 そしてヨシュアさんは、複属性の土地を水に変え、3連鎖LV5の拠点を作り上げます。通行料こそ安いものの、城隣の重要地点。三者、体勢ができあがってきたようですが……MALDOさんが拠点への投資を行っていない分、出遅れている感じです。 そしてそれが悪い方向へ。TIOさんの高額地をふんずけたMALDOさん、通行料約700Gの支払い。天然ラントラできないがために大きく後退します。 20R時点順位および総魔力 1.TIO:2100G 2.ヨシュア:2000G 3.MALDO:(魔力記録忘れ) 21R、TIOさん聖堂へ。北水ではなく、西離れ島の水護符30枚を購入し、素ダイスにボジャノーイを配置すると、翌ターンにはレイクリープを使ってアイスウォールを配置。二連鎖とします。 ヨシュアさんは北エリアの連鎖を4と伸ばし、こちらも順調です。 25R、ヨシュアさんトップ、3300Gオーバーで音楽が後半戦のものへと変調。 そのまま逃げ切りは許すまじと、26RにTIOさんランドトランスを発動。LV4アンダインを手放し、カロンをLV5にします。 ヨシュアさんはこの時、所持魔力が120Gほどしかありません。この時点で北水護符をある程度買っているのですが、それを手放して当面の資金を得るつもりはないようです。 こういう展開になると、ランドトランスは滅法強い。このままTIOさんペースでいくのか、と思ったらついにきました! MALDOさん、手札にマスファンタズム、メテオを揃えます。 しかしいきなりぶっぱなすのではなく手札に保留。バンドルギアのいる地土地を、領地能力で強引に風土地に変化させます。 このメテオドローで試合の雰囲気が一変。 29R、ヨシュアさん、なんとメテオ回避のためにLV5リザードマンを横移動、MALDOさんのペガサスをやっちゃいます。そ、そんなことしていいんですカ~?! ほっといても、絶対ラントラ持っててしかも土地価値の高いTIOさんのLV5へ落ちると思うのですが…… まぁ、ヨシュアさんはコンジャラーも配置済みですから、空き地再確保能力は充分です。しかし…… 30Rの順位と総魔力 1.TIO:4500G 2.ヨシュア:2000G 3.MALDO:1400G 31R、いつメテオが振ってくるかとドキドキしていたTIOさん、ようやくラントラを再ドロー。もちろん、LV5カロンを売却し、護符買いに左離れ島へ移動します。 それを狙い済まして、ヨシュアさんがバーブル口撃、もとい攻撃発動。これが見事に決まり、TIOさんは千載一遇の魔力爆発のチャンスを失します。 そしてMALDOさん、ドレインマジックを持っているのに、このタイミングでも使いません。今なら、ラントラ直後のTIOさんからガバチョ、ドンガバチョと吸えるのに…… その隙にTIOさん、西離れ島ボジャノーイのLVを4に上げちゃいました。 33R,ついにMALDOさんドレインマジック発動。TIOさんから約700Gを奪取します。そしてバンドルギアを移動、ヨシュアさんのリザードマンを倒し、空き地の水土地LV5まであと一歩と詰め寄ります。 34R、TIOさんはエスケープで配置したクリにシンクを打ち込み、西離れ島の連鎖を3に拡大、そして反転、こんどはアイスウォールのレベルを4に引き上げ。バーブルの継続効果で護符は変えないものの、護符を買っているエリアの土地を上げたことで体勢が整い、また連続する高額地をたてたことで他の二人が聖堂を利用しにくいようにします。 その間、ヨシュアさんは離れ島を行ったりきたり。パーミッション待ちでしょうか? LV5の空き地に直止まりできるときもあえてスルー。 TIOさんがインフルエンスを放って北水4連鎖とし、光った直後、ヨシュアさんはコンジャラーを飛ばしてLV5水を再確保。しかし基本土地価値は低いですから、TIOさんとはかなりの差が開いています。 ここでMALDOさん、ついにメテオ発動。西離れ島のTIOさん所有3連鎖LV4ボジャに隕石落下。……しかし、素ダイスでTIOさんのカロンを踏んずけ、-768G。 TIOさんはラントラで西離れ島3連鎖LV4アイスウォールを手放し、もう一箇所置いていた北水カロンをLV1から一気にMAXへレベルアップ。再度光ります。ここでようやくヨシュアさん護符売り……しかし、大勢はもう決しています。 事が思うようにいかないMALDOさん、最後の最後でリコールをドロー! しかし、真下はTIOさんの高額地……いやいや、ここで打たねばどこで打つ! 根性の妨害リコール発動。TIOさんは城へ、MALDOさんはその場に足止めでもう一度768Gの支払い。 ところが、次ターンにTIOさんが引いてきたカード、リコール。MALDOさんにとってはウソ~んな展開。 こういうわけで、あっけない幕引きと相成りました。 【結果】終了時ラウンド: 1.TIO 7313G (土地4540G/護符440G) 周回5 領地7 2.ヨシュア 3928G (土地3282G/護符0G) 周回4 領地7 3.MALDO 657G (土地435G/護符144G) 周回5 領地4 備考:通行料概略 TIO +2300G ヨシュア+-0G MALDO -2300G MALDOさんが素ダイスでTIOさんの土地をふんずけまくった次第。 ◎コメント TIO:なんとかメテオをかいくぐって勝てましたw ヨシュア: バーブルは美味しかったですね。メテオ怖~ MALDO:素ダイスで踏みすぎです! ■森陽のちょっと一言 今回いいとこなしだったMALDOさん。中盤の踏みからの出遅れも、メテオで挽回できなくはないと思ったのですが……遠慮があったのでしょうか。ドレインマジックの時もそうでしたが、打つべき時にうたず、最大限の効果を逸している場面が目立ちました。 同じ水属性のヨシュアさんの伸びが気になるところではあったのですが、ヨシュアさんの場合はLV5といっても、城脇の基本土地価値が50Gのもの。1連鎖だとしても、複属性方が土地価値800Gに対し、TIOさんが所有していた基本土地価値80Gの方は1200G。1.5倍も違います。ましてそれに連鎖が加われば尚更です。 しかもしかも、TIOさんの手札には、メテオドロー前にラントラが見えていました。相手に先にラントラされて分散投資されると、MALDOさんの勝機が薄まってしまいます。今回のTIOさんの、31R以降の行動が正にそれでした。 「ラントラ持ってる奴のLV5は問答無用でメテオぶち込む」ぐらいの心構えでないと、ラントラ型のブックに対抗できないでしょう。 序盤、風護符を買い、そこで連鎖をつくり、しかもバンドルギアまで配置できていたのですから、早めに投資して護符ボーナスで再投資……を繰り返していたら、先頭争いに充分絡めたと思います。 ヨシュアさんも勝機はあったと思うのですが、全体的にプレイングが揺れがちに見えました。アイアンミスルト、パーミッションを使った周回など、護符戦に対応した構成だったのですが、周回を犠牲にして、離れ島をクリーチャーも置かずに行ったりきたりする場面が目立ったのです。戦闘で積極的にTIOさんの連鎖を削り、グースに頼らず周回で魔力をもっと稼ぐ必要があったのではないか、と感じました。 しかしTIOさんへのバーブルは決まりましたね。マップに合ったナイス妨害だと思います。 TIOさんも、バンドルギアにダゴンで突っ込んでファルコンソードで返り討ちになったりと無駄な動きもあったのですが、メテオが見えた後の投資の立ち回りは鮮やか。西離れ島の護符を買ったのは、最初はどうかと思ったのですが、エスケープ等で3連鎖を築き、かなり活躍していました。 |