究峰森泉

究峰森泉

レジデンス2

第二回レジデンス杯


更新が遅くなってしまい申し訳ないです。
今更半年前の記事を上げることに忸怩たる思いが
そこはかとなくなきにしもあらずな管理人でございますが、
どうぞよろしくお付き合いをば。

今回のレジデンス杯は、1ルール制。あまりゆっくりとブックを組む
時間もなかったので、正直ありがたかったです(笑)
ですが、決して短調な試合にはならないであろう、よく考えられたルール。
まずはそこから見ていきましょう。


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

・レジデンスルール4
魔力:15000G
制限ラウンド:60R
制限時間:40秒
候補マップ(No.):10,11,14,20,37,38,40, 16(←ハズレ) *ニ
(計15マップからランダム選択)
カード規制:Eなし、R各種一枚で計6枚まで、S各種3枚まで


 *ニ クレイトス2、クレイトス3、対戦用マップ4、天空の祭壇、ギルマン、ビスティーム、暗黒の奈落
  ハズレ(護符なしマップ) クアンゼ

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

○ルールの特徴1.達成魔力・制限ラウンドの引き上げ

一目してお分かりの通り、達成魔力が15000G、制限ラウンドが60Rと、かなり高め。
長丁場になることは間違いありません。
逆に、序盤の出遅れも中盤以降取り戻すことができる、と見ることもできます。
速攻逃げ切り型が通用し難い作りであるということです。

○ルールの特徴2.護符マップ

今回、ハズレと称されるマップ16(手裏剣)以外、全て聖堂のある護符マップとなっています。
つまり、護符対策カードが盛り込まれる場を想定する必要があるわけです。
達成魔力が高いことから、護符を買い込んで土地上げ→達成、という大味な展開にはなりにくいでしょう。
小刻みな護符運用で着実に資産を引き上げてゆくか、通行料や土地支配率を重視して戦闘面を強化するか。
50枚のカード配分が問われます。

○ルールの特徴3.カード制限

「Eなし、R各種一枚で計6枚まで、S各種3枚まで」というルールは前回の時にもありましたが、
今回のルールでは非常に大きな意味を持ちます。
すなわち、“コラプションなどの強力な護符対策カードが大量に入らない”ということ。
4人対戦で各人が一枚ずつコラプションを入れたとしても、実質、場には3枚のコラプションしかない。
(自分自身には撃たないわけですからね。)

外にも、ディスビリーフ、ラクサスといったカードもR制限がかけられます。
実質的に、ある程度の枚数が入るのはイクリプスくらいでしょう。
結果、「そこまで“護符対策カード対策”に神経を尖らせなくてもいいのでは?」
というブックの組み方もできるわけです。


以上の私見に基き、二種類のブックを作りました。
以下に各ブックの特徴、戦略を簡単に説明いたします。

・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

使用ブック:1
 [明けの白月]アケノシラツキ

クリーチャー18
クレリック1 スチームギア3 デコイ2 バトルギアα1 バトルギアβ1 ボージェス3 リトルグレイ1
リビングシールド1  コーンフォーク2 ホーリーラマ2 ミルメコレオ1

アイテム7
ガゼアスフォーム1 ゴールドグース2 スティンクボトル1

スペル25
イクリプス1 インフルエンス2 ウェザリング1 スパルトイ3 ドレインマジック2 
パーミッション3 ピース2 ファインド2 ヘイスト3 HWX4 マナ2


◎物量作戦

シンプルに考えました。
「護符を使わずに達成は考えられない。
 じゃぁ、護符メインで最も使いやすく安定したチューニングをすればいい。」

ということで、風属性をつまんだ無属性ブックにしました。
理由は、
1.長丁場になると安定して上げられる土地が欲しい→有色がいい
2.風だとホーリーラマがいて、連鎖が楽。インフルエンスの精度も上がる。
3.グースで遺産を稼ぐ狙いもあるので、コーンがいると楽。

無属性だと、どうしても拠点はバトルギア頼み、となりやすいのですが……
案外、信頼できないんですよね。やはり地形効果の恩恵は大きい。
そこで、中盤~終盤の拠点はミルメコに任せる方針に。

終盤に差し掛かればどこもかしこも土地レベルが上がってしまうので、
おそらくスタートダッシュの早いこちらの拠点を集中的に狙われる確立が下がる。
そうした時に、バトルギアあるいは落されにくそうなところに配置された
クリーチャーを適当に上げてゴール、というのが狙い。

とにかくファウンドでカードを引きまくり、移動スペルで周回を重ね、
スパルトイで空き地を取りまくる。単純だけど手堅い。
今見返してみると、これでラントラが入ってないのは謎。


使用ブック:2
 [宵の三星]ヨイノミツボシ

クリーチャー18
デコイ3 アレス1 ガスクラウド3 ケットシー2 サラマンダー1 ドラゴンフライ3
ピラリス3 フェニックス1 フレイムロード1

アイテム9
スティンクボトル1 ハートフィブラ2 ファイアシールド2 ブラックオーブ1
プリズムワンド1 ペトリフストーン2

スペル23
アップヒーバル1 インシネレート1 インフルエンス2 クックサンド1
シャッター2 チャリオット1 ドレインマジック2 パーミッション2
ファインド1 フォーサイト1 ヘイスト2 HWX4 マナ2 メズマライズ1


◎ボコ殴りフェア開催

「え~い面倒だ、野郎ども、やっちまいな!」
という按配で、戦闘によって勝負を決めてしまおうというブックです。
アレス様を置いて、あとはもう殴るだけ。
相手の拠点を落し、こちらの拠点にはめて、
土地魔力と通行料で勝ちきる勢い。

アレスと相性のよいデコイ、ガスクラウドを厚くし、安価で先制能力のあるドラゴンフライ、
攻撃力の高いピラリスを導入。フェニックスはクリーチャー不足になった時のための保険に。
(保険というより気休めといった方が適切か。)
クリーチャー、20枚くらいは欲しいのですが、護符マップという面を考えると……
ハートフィブラは遊び心でもあり、ガスクラウドに使って拠点にしようという戦術でもあるのですが
今思えばこれのけてクリーチャー増やせば……

アイテムを多めにし、ドローカードはファインドのほかに狙ったものを引いてこれるフォーサイトを採用。
手札干渉スペルのシャッター、メズマライズも入れて臨機応変な対応ができるようにしています。
多少雑な面もありますが、長期戦ではその雑さがパワーで帳消しになる局面、というのが多くなります。
侵略戦闘の繰り返しの中で、刻々と変化してゆく場を読み、あるいは強引に波を制してゆく。
そういうプレイングができるように組んだつもりです。


© Rakuten Group, Inc.