究峰森泉

究峰森泉

ウコバクの章

ウコバク――トレスパスが流行るなら、……逆に!


お久しぶりのブック更新一発目は、ウコバクブック。
自分が相手より貧乏だったら強くなるという、非常にわかりやすい性質の
火属性クリーチャーを主役に抜擢しました。

ウコバクのカードテキストを読む限り、主にあんまし忠実ではない下級悪魔だとか。
……ポストイフリート?
なんでこう火属性はひねくれ者が多いのでしょうか。

ですが“やる気のおきた”ときはST60、HP50となかなか優秀ですし
何よりもコスト60で配置制限・アイテム制限がないのが嬉しい。

また、コーロイドやハイブワーカーのように連鎖数や配置数を数えたり、
ペリのようにやセプター情報を見て一々確認しなくても、
戦闘中に↑↓キーで双方の手持ち魔力を確認すれば、能力発動如何が
すぐにわかる(といっても、彼我の使用アイテム次第で変動しますが)こと、
そして手持ち魔力は比較的調整が容易いという点を考えると、
ブックの組み方次第では、コイツはなかなか優秀な戦力になってくれるのでは?

 創意工夫で、魅力アップ! 一躍スターダムに!

 やる気のない人たちに捧ぐ、はみ出し者賛歌。

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ブック名:『荒野の悪魔』

クリーチャー 22枚
アーマードラゴン2 リビングミラー1 リビングレイピア2 アベンジャー3 ☆ウコバク4
ケットシー2 シャラザード2 バーバリアン2 フェイ2 ボルカニックドラゴン2

アイテム 6枚
ガセアスフォーム2 グレムリントゥース2 マグマアーマー2

スペル 22枚
アップヒーバル3 イントルード1 ◎スクイーズ4 チャリオット1 テレグノーシス1
ドラウト2 ドレインマジック2 ファインド2 HW83 ランドプロテクト1
リンカネーション2
                          (※HW=ホーリーワード)
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◎ウコバクにやる気を出させる環境作り!

キーカードは、「スクイーズ」と「ドラウト」。
一言でまとめると、
スクイーズは相手の厄介な手札を消すついでに手持ち魔力を与えるため、
ドラウトは相手に手持ち魔力を消費させないため、
のスペルなんです。

つまりは、ウコバクの能力が発動しやすい状況を作るカードですね。

スクイーズを相手に使用した際のデメリット「対象者に150Gの魔力を与える」ことは、
ウコバクを中心に考えるとメリットにもなりえます。
使用コスト50Gと合わせると、一気に200Gもの差をつけることができる。
さらに、スクイーズはシャッターやキャプチャーの対象にならない
リビングクリーチャーも破壊することができます。
なので、リビングミラーに滅法弱いボルカニックドラゴンも入れてみました。


ドラウトは、近作から土地呪いでなくセプター呪いに変更になりました。
これって、かなり重大事だと思うのですが……そもそも使用率が低かった為、
あまり注目されてないようですね(苦笑)

トレスパスやフェームといった強力な魔力獲得源ができた近作、
手持ち魔力が1000Gを超えることなどざらにあります。
その状態をなるべく長く持続させれば、それだけウコバクの活躍する時間帯も伸びるのでは?

その発想から、ドラウトを投入してみました。
しかし実戦では予想を裏切らない低使用率! 全然使えない!(泣)
すぐ上書きされちゃうし、序盤に引いたりもするし……
コストが50Gと安いのが救いですが、使いどころで悩むカードでもあります。


一見すると、ボルカニックのほかにもアーマードラゴンやアベンジャーなどなど
重量級のクリーチャーが多く入っていたり、収入スペルが少ないことから使いにくいように感じられますが、
いざとなったらスクイーズを自分にかけることもできますし、
場が荒れると本領発揮とばかりにアベンジャーやボルカニックが活躍します。

ウコバクは……、たまに……。


武器が少ないので侵略能力はそこまで高くはありませんが、
フェイの領地能力で強化したり、スペルで相手を翻弄したり、連鎖を削ったり、
板状での戦況操作という点では優れているといえるでしょう。


ドラウトの使用状況については、もう少し研究が必要ですね。
とりあえずトレスパス上書きとして使って問題ないと思いますが
最終局番あたりでは、制限Rまでの逃げ切りや、高額地林立の抑止にもなります。
Lv1土地での戦闘で優位に立てれば、そこから相手を切り崩すこともできるでしょう。


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