単車にまつわるエトセトラ

　職場のパソコンが逝った。

直前まではとっても元気だったのに、何の前触れもなく果てた。
家のなら分かる、家のなら怪しいサイトを渡り歩きまくりだから、それでもバスターさんが時折「ダメよ！」とたしなめてくれて今日もぴんぴん生きている。
それなのになぜ、あんな品行方正な子が？
職場のホームページの管理ソフトの取り扱いに少々不明な点があったので、ネット検索して個人がやってたマニュアル的なサイトを見つけ覗いていただけなのに、とっても健全なところ。

なのに突如、モニターからインターネットの画面だがブチっと消えた。
でもってウィルスバスターの小窓が現れた、現れたんだけど僕の指は、何を血迷ったかメッセージを読む前に×に伸びた。
いかんと慌ててウィルスバスターを叩き起こし、こういう時はどーするんだ？とややパニクって手動での検査を実行し、同時にそうそうとネットのコードを念のためブチ抜いた。

そしてその直後、パソコンちゃんはフリーズした。
げげっと急いで職場の専門家を呼んだが、時既に遅し、オソシライス。

「うーん、ヤバイね！バックアップ取ってる？」

彼は、緊張感のない声でそうおっしゃった。
それが昨日の終業十分前のこと。
「まあどっちにしても明日やね、入院入院！」
バックアップって、最低限必要データだけ、それも数ヶ月前にやったっきり、死んだな僕。
その夜は三時に目が覚めて、そして目が冴えて寝つけなかった。

そして一夜明けて今日、診断の結果は・・・
「ＯＳは壊れてるけど、データはなんとかなりそうやわ！でもに三日ほどちょうだいね」
相変わらず緊張感のない声だったが助かった、首の皮一枚つながってた。
職場の他のパソコンにも影響はなかったというし、不幸中の幸い。

しかし、今回は本気でヤバシライスでした、ガオォーッ！

注）オソシライス、ヤバシライス、娘の中学で流行中。