ANAは無料ドリンクサービスを廃止
ANAからのプレス発表によると、国内線の無料ドリンクサービスを廃止し、有料化に移行するようです。ただし、水とお茶は無料サービスとして残るようですが、こちらから要求しないとサービスしてもらえない可能性が高いですね。機内でのドリンクサービスが無料というのは、ある意味、飛行機のサービスの象徴であったと感じていました。決して裕福ではない家庭に生まれ育ったSIOUXは、食事や飲物が無料で配られるっていうイメージは、飛行機に憧れる対象のひとつだったと記憶しています。ANAの食事サービスは、見栄えも内容も寂しい状況ですし、その上にドリンクサービスも有料化に移行…。正に、空飛ぶバスに成り下がってしまった印象です。しかし、不要なサービスを無駄に行わないANAのコスト意識こそが、JALとの明暗を分けているということかもしれませんが、飛行機を利用することに慣れていない利用者としては、JALのサービスや心遣いは、とてもありがたく心強いと感じるのですが…。今の時代、飛行機を利用するのは当たり前ですし、簡素に単に移動する空間として存在すればいいのかもしれません。列車だって、昔は駅弁や車内販売、食堂車と旅情を楽しむ要素がたくさんありましたが、新幹線のようにスッキリと移動するだけの空間に特化した乗り物に変貌しましたもんね。でも、団塊の世代の退職者年代層の旅行ブームも加勢して、旅情を求める回帰的志向が一部にはあるようです。その具現のひとつが、トワイライトエクスプレスなのかもしれませんね。さて、飛行機には、そのような回帰的志向が生まれ得るのでしょうか?自由自在の組み立て旅行 ANA楽パック