2008J.LEAGUE Division 2 13th Sec
今年初のアウェイスタジアムへの参戦。場所は博多の森。ここへ来るのは5年ぶり。その5年前は・・・2003年サンフレッチェがやはりJ2に居たときだ。当時J's GOALの記者として、またスポンサー関連のサンフレッチェ情報を作っていた関係で取材に来た。J2に降格したサンフレッチェは、第一クールを破竹の10連勝で乗り切り、誰もが昇格一番手に推していたが、第2クールは引き分けが多くなり勝点を積み上げられず、第3クールには敗戦も多くなった。△20節(広島0-0新潟)○21節(水戸0-1広島)●22節(甲府1-0広島)●23節(広島1-2大宮)△24節(鳥栖2-2広島)△25節(広島1-1川崎F)●26節(湘南1-0広島)---------------------ここで迎えた福岡戦・・・2003年8月10日だ。結果は・・・●27節(福岡3-1広島)の敗戦。何もかも福岡が上回っていた。松田浩監督の下、1994年1stステージを制したバクスター広島を彷彿させる4-4-2が抜群に機能していた。(3-1)という得点以上の差を感じたゲームだった。またもJ2での戦いとなった、このゲーム。5年前とは全く状況が違う、今回は福岡がおかしい。選手を10数名一気に入れ替え、リトバルスキー政権に託したようだが、完全に失敗に終わっている。最近の試合を見ても・・・△9節(山形0-0福岡)△10節(福岡1-1草津)●11節(湘南4-0福岡)●12節(福岡2-4熊本)---------------------ここ4試合勝ち無し、直近2試合は4失点している。しかも熊本、草津と下位に沈むチームに苦戦しているようでは、昇格どころか中位も難しいだろう。現に13節初日まで終わって福岡は暫定10位。今日の広島戦含めて、横浜FC,セレッソ大阪までの強豪3連戦の結果で、リトバルスキーの去就を決定するようだ。**************************************************2008J.LEAGUE Division 2 13th Sec11 May 2008 13:03 Kick-off at LEVEL-5 Stadium [Attendance]9,217[Weather]Sunny 19.3℃ 44%Avispa Fukuoka 0-3 Sanfrecce Hiroshima〔Scorers〕29Min. Koji MORISAKI(HIROSHIMA)72Min. Ryota MORIWAKI(HIROSHIMA)81Min. Koji MORISAKI(HIROSHIMA) **************************************************〔Kerouac的MIP〕1.Ryota MORIWAKI(HIROSHIMA)**************************************************試合開始から一方的に広島のポゼッションが勝る。J2では、そういった場面になることは多いのだが、今回は簡単にフィニッシュへもいけてしまう。それだけ福岡のDFが広島を捕まえることができていないということだ。シュート数は前半広島が8本に対して福岡は2本。福岡にはチャンスらしきものも無かった。逆に広島は1点以上の内容で後半へ向かう。しかし、いくら内容がよくても追加点が奪えなければちょっとした事故やミスで同点になってしまう。とにかく2点目を奪うことが連敗を避けたい広島の至上命題だ。後半開始早々、上がってきた森脇のミドルがポストを叩く、前半にもクロスバーを叩いている森脇だったが、思い切った攻撃参加が、非常に効果的に効いており、福岡のDFを混乱させていた。こういった不運が続くと流れが福岡へ行きがちだ。福岡は徐々に決定機を作り始めた。54分には黒部の折り返しにフリーの大久保がシュート。これは力なくGKにキャッチされたが、じわじわとボールをゴール前に迫り始めた。しかし、迫力がない、怪我から復帰した中村北斗も右サイドにいるがほとんど上がってこない。だから鋭いクロスも上がってこない。これでは、待ち構えている広島のDFは崩せないだろう。逆に、広島は72分、今日不運の続いた森脇がリ・ハンジェのCKに合わせてついに追加点を挙げた。こうなってしまうと福岡は意気消沈してしまい、81分には左サイドから服部が折り返したところを、浩司が中央でドンピシャの左足で決めて、万事休す。結局、広島の快勝となった。前節、内容では勝りながら仙台に屈した広島だが、昇格へは連敗は避けられない。見事に勝点3を奪ったことは評価できる。しかも福岡が弱すぎる面もあったが、森脇の効果的な攻撃参加、浩司の寿人のシャドーでのパンチ力、そして両サイドの献身的な攻撃参加と守備には力強さを感じた。次節の相手は、現在首位の広島と勝点差5の5位につける好調の鳥栖だ、厳しい戦いが予想されるが、ここでの勝利は大きい。是非連勝し、第1クール最後の横浜FCへ挑んで欲しい。アウェイにも関わらず、多くの広島サポーターが駆けつけたゴール裏は、試合終了後も大きく盛り上がっていた。福岡は重症だと思う・・・。横浜FC,C大阪に挑める力は現状では無い様に思うが、どうするつもりだろう?巨大な大久保への放り込みもなく、クロスも上がらない。またその大久保ではキープも出来ずターゲットにならないだろう。多分、残り連勝でもしないとリティは解任となるだろう・・・今日を見る限り、解任への道はかなり色濃いものに見えた。