親ばかインコ日記

2006/04/29(土)19:57

うさちゃん家出顛末記 4

■前回までのお話■ うさちゃん行方不明家出か? (中略) 1夜明けて探し回る飼い主。スズメの群れの中にうさちゃんはいなかった。 この話はまだ誰にも話していないし、書いてもいなかったんですが、 スズメの群れにうさちゃんがいなくてガッカリしたんだかど、 うさちゃんが一緒に行動して無くても、もしかしてスズメはうさちゃんを知っているのでは?と思いついた。 私は『ペットからの不思議なメッセージ-あなたのテレパシー能力が高まり、ペットの想いがもっと伝わるように 動物とテレパシーで話せる、驚くべきペットテラピスト-』 ソーニア・フィツパトリック共著 パトリシア・バークハート・スミス共著 望月みどり訳 という本を読んだことがあった。でも、その本に書いてあるようにしてもペットとテレパシーで意思の疎通出来た事はありませんでした。 でも、私はその時スズメにも縋りたいほど切羽詰っていたので 本に書いてあったようにうさちゃんの姿を思い浮かべてスズメに真っ白な子が何処にいるか知らない?と念じ続けました。 ほとんどのスズメが私に無関心なのに電信柱に止まった1羽のスズメだけが私を見ていました。 なのでそのスズメに向けても念じました。 そうするとスズメが私の顔を見た後向かって右を見て又私の顔を見て又右に顔を向けました。 なので、信じたわけではないのですが、他に当ても無いのでそのまま西に行く事にしました。 そのまましばらく歩いて北に曲がりました。 そこには5階建て以上あるようなマンションがあるので、 あまり高く飛んでいなければマンションに突き当たるだろうし、 人間が多いのでうさちゃんを保護してくれている人間もいるかもしれないと思いました。 マンション前の北に向かう道を歩いていると 籠の中のサンお嬢様の鳴き声に反応してセキセイインコらしい鳴き声の返事が聞こえてきました。 しかし、外からは何処の部屋からインコの鳴き声が聞こえるのか分からなかったので、 迷子の広告を作ったらこのマンションの前に張ろうと思いながらそのまま北に進みました。 小さいけどバスも通る結構交通量の多い道に突き当たったのですが、 その道の左側からまたインコの鳴き声が聞こえてきました。 私は何処から其の鳴き声が聞こえてくるのか確かめようと左に曲がりました。 曲がってから3軒目の建設会社の看板がかかったビルから サンお嬢様の鳴き声に反応してインコの鳴き声が聞こえてきました。 1階以上が一般の住居になっているらしいのでどの部屋から聞こえてくるのか 窓から鳥籠が見えないか確かめる為に道を渡って向かいから部屋の窓を見ました。 でも、どの窓にも鳥籠や鳥のようなものは見えませんでした。 仕方ないのでまた道をわたろうと思ったのですが、大きくない道路なのに 車が結構通るのでなかなか道を渡る事が出来なかったのですが、その間ずーっと サンお嬢様は鳴いていて、その鳴き声に答えるようにインコの鳴き声が聞こえてました。 !!!!Σ(!? ̄Д ̄)ずーっと返事してる!!! 赤の他人のインコがこんなに長く見ず知らずのインコの鳴き声に返事し続けるのって変じゃ・・・。 普通ではないものを感じてよ~く探す事にしました。 そのビルは1階の半分が駐車場になっていました。 人の敷地に無断で入るのは気がひけたのですが、駐車場に入ってみました。 鳴き声が大きく聞こえるようになったからこのビルの中にインコがいるのだと思ったのですが、 屋根があるので鳴き声が響いて正確な位置がわからない。 「うさちゃん」と呼んでみるとやっぱりインコの鳴き声で返事する!!! 駐車スペースの奥にいろいろなものが積み重ねて合ったので、そこにいないか見てみたのですがいませんでした。 車の下も覗いてみたのですがいませんでした。 建物の中かなと思ったので1階以上が一般の住居になっているらしいそのビルに入って 「うさちゃん」といいながら階段を往復してみたのですが、かえってインコの鳴き声が聞こえなくなりました。 やっぱり1階だ・・・と駐車場に入ろうとしていたら建築会社の人らしきおじさんが車でやってきました。 なので、車から降りてきたおじさんにこのビルにインコ飼っている人がいるか聞いてみました。 すると、飼っている人間はいないと思うという返事でした。 「インコの鳴き声がするんですが」と私が言うと、おじさんは「本当だ。いつもはしないのに・・・」と言った。 !!!Σ( ̄ロ ̄ll)「昨日以前はしなかったんですか?家のインコが逃げたのが昨日なんですけど!!!」 そうして事情を話すとおじさんは一緒にインコを探してくれた。 ここから鳴き声がするよね。と車の下を覗いているおじさんに 車の下は見たんだけどいなかったと私が話していたら、 「ああ、いた!!!白い鳥が」とおじさんが言った。 おじさんが覗いていたのは車の下ではなく、タイヤの上。 車本体とタイヤの間の空間だった。 そこに手を突っ込んだので私は出てくるのはうさちゃんだろうか? と緊張して突っ込んだおじさんの腕が出てくるのを待った。 そして、すぐに突っ込んだおじさんの手が出てきたけどその手には何も持ってなかった。 「え?」゚Д゚)と思わず言ってしまった私。 おじさんは私を見て「あんたがやったほうがいい」と言いました。 ??(!? ̄Д ̄) 「私だと・・・」言いにくそうに言いよどむおじさん。 「手を嘴に挟まれちゃうから・・・」 ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!!!咬んだのぉぉぉっ!!!親切に探していただいたのに何て事を!!!! 私はおじさんに謝りながら車とタイヤの間に手を突っ込みました。 中ではタイヤの上の奥のほうでうずくまる白い鳥がいた。 道路に面しているので逃げて道路に飛び出すと危険なので鷲づかみにしてよく見ないで急いで籠の中に入れました。 籠の中に入れてからよく見ると汚れてはいたけどうさちゃんでした。 おじさんにお礼を言って家に帰り、籠を家に置いておじさんにはタオルを持って又お礼に行きました。 そして、パンを持ってスズメにもお礼を言いに行こうとあのスズメに会った場所と パンを撒くところを思い描きました。 そして、そのスズメに会った場所に行くと、スズメの群れはいなかったのですが、 1羽だけあの電信柱に止まったスズメがいました。Σ( ̄A ̄;;) 電信柱の前の道路に撒くと車に轢かれる心配があるので 細い道路の向かい側の駐車場にパンを撒きました。 駐車場の横には小さい祠があります。 何となく怖いのでお礼を言って後を見ずに帰りました。 うさちゃんはしばらく必死に餌を食べていました。 白い羽毛のお腹や背中が汚れてたし、足も黒く汚れてて顔をかく度に顔が汚れていきましたが、 まあそんなことはどーでもいいことです。 ともかく無事に帰ってこれました。 その翌日うさちゃんを無理矢理洗ったりしつこくスリスリしたりしたのでその次の日には <ウザいのよ!それ以上しつこくすると咬むわよ。 すっかりもとのうさちゃんにもどりました。 しかし、部屋の中で籠を開けてもなかなか出て来なくはなりましたが・・・。

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