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親ばかインコ日記2

親ばかインコ日記2

ベネルクス、ドイツを巡る旅 総集編 4

オランダ、ルクセンブルグ、ドイツ、ベルギーを巡る旅 総集編 4(10日目~12日目)

2012-05-12
オランダ、ルクセンブルグ、ドイツ、ベルギーを巡る旅 10

アントワープ 
朝起きて、一番最初にアントワープ中央駅近くにあるダイヤモンド州立博物館へ行った。
早く着き過ぎてまだ開いてなかったので綺麗なアントワープ中央駅の中を撮ったりして時間を潰して又ダイヤモンド州立博物館へ行った。
しかし、開館時間になっても開かない。
他にも待っている観光客らしき人がいたのですが、その観光客も諦めてどこかへ行ってしまった。
土曜日だからかどうも今日は休みらしい。
仕方ないのでダイヤモンドを研磨する様子が見れる店、ダイヤモンドランドの方に行ってみた。
時間が決まっているのかダイヤモンドの研磨はしていなかったのですが、道具等は見れました。
オランダのアムステルダムで研磨する様子は見たしもうこれでいいかと何も買わずにその店を出ました。
アントワープはダイヤモンドを売っている店が多いし日本で買うよりも安いとガイド本には書いてありますが、それでもダイヤモンドは高いです。
おいそれと買える値段ではありませんでした。
商品を見ると、日本は透明度を重視しますが、こちらでは大きさ重視なような気がしました。
珍しい色のダイヤモンドでもあるかと思ったのですが、残念ながら普通の店でそのようなカラーダイヤが展示してある店はありませんでした。
ノートルダム大寺院手前にネロとパトラッシュが牛乳を運んで来ていたとされるミルクマーケットという道があります。
又しても私の頭の中にはこのフレーズが流れた
♪忘れないよこの道をパトラッシュと歩いた~遠い遠い道を~
本当に遠かった。
ホーボーケン村からここまで子供と老犬が牛乳運びながらとぼとぼと歩いて来たのかと思うと又涙目になりました。

ノートルダム大寺院に入場料を払って入りました。
日本語のパンフレットを取ったら私をじっと見ているおばあさんがいる。
目が合ったら話し掛けて来ました。
良く分からないけど、どうもあっちにも日本語のパンフレットがあるわよと教えてくれたようです。
教えてもらった方に行くと、展示されている絵の説明用パンフレットがありました。
この絵の説明、とっても役に立ちました。
もしこの説明が無ければ見落としていた絵が沢山あったと思います。
おばあさんに感謝です。
ネロが最後に見た ルーベンスの『 キリスト降架』も説明を読みながら鑑賞することが出来ました。
DSCN1284.JPG
人がいなければ絵の前で死んだふりとかしてみたかったけど、沢山観光客がいてそんな事は出来ませんでした。
外に出たらネロとパトラッシュの記念ベンチ(?)がありました。
DSCN1251.JPG
ルーベンスの像とノートルダム大寺院
DSCN1297.JPG
市庁舎には世界の国旗が飾られていたのですが、気のせいか日本国旗が無いような・・・。
DSCN1308.JPG
市庁舎前の広場にはブラボーの像が付いた噴水があるのですが・・・。
DSCN1309.JPG
投げようとしてる手の手首から水が出るようになっている。
何か悪趣味。

■アントウェルペン 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
歴史 名前の由来  街の名称は、古くは巨人アンティゴーンと英雄ブラボーの伝説に由来するとされてきた。スヘルデ川の川岸の城に住む巨人ドルオン・アンティゴーンは、城付近を通り過ぎる船に通行料を求め、それに応じない者に対しては、その手を切り落として河へ放り捨てた。しかし、ついにローマの戦士ブラボーがアンティゴーンの息の根を止め、手を切り落として河へ投げ捨てた。Antwerpen はこの出来事に由来し、handwerpen(hand 手 + werpen 投げる)に元を辿るという。現在のアントウェペン市庁舎前には、この伝説を主題とする記念碑「ブラボーの噴水」がある。これは民間語源であるものの、手を切断することは実際に当時のヨーロッパで行われており、中世には死者の右手が切断され、「死手譲渡」の証拠として封建領主に送られることもあった。


アントワープ中央駅に戻る途中にある大きな手の像があります。
DSCN1238.JPG
恐らくこれが投げられた手なんでしょう。

イーペル
アントワープ中央駅から電車で猫祭りを見たくてイーペルを目指した。

■イーペル 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Kattenstoet(キャットパレード):3年毎に5月の第2日曜日に開かれる、おもちゃの猫と魔女による多彩なパレード。シープル(Cieper)とミネケ・プス(Minneke Poes)という巨大猫がパレードのトリをとる。


イーペルに着いた。
しかし観光客がいない!?
観光案内で職員に聞くと、祭りは明日だと言う。
!!え?確か今日前夜祭がある筈なんだけど。
祭りのパンフレットを貰ったら、一応前夜祭って印刷してあるけど。
日本人のツアー客がいたので聞くと、20:15に繊維ホール前のマルクト広場で「魔女と猫たちによる猫祭りの開会宣言とフランダース貴族のイーペル入市ミニパレード」22:00に「猫祭り前夜祭 花火」が開催されると教えてもらったんだけど、駅で見た時刻表の最終列車って20時で終わりだっただけど・・・。
ミニパレードを少し見れるか見れないかって事か~。
イーペルの街に予約できるホテルがあればよかったのですが、猫祭りのせいかどこも満室で近くの街のホテルを予約してあるのでその街迄電車で移動しなければいけないんです。
此処まで来てほぼ意味が無かった。
明日は帰国日です。
此処に来る迄は最終日もイーペルに来て祭りを見学してから空港に向かおうなんて悠長な事を考えていたのですが、列車の運行があてにならないということを嫌と言うほど知ってしまった今となってはそんな危険な事は出来無い気がしていました。
仕方無いミニパレードの始まる20:15まで時間が有り余っているのでせめて街を見て歩こうと街を歩き回りました。
どこの店も猫祭りに合わせて猫を題材としたディスプレイになっていました。
DSCN1334.JPG
DSCN1335.JPG

チョコレート等が飾ってあった店に入った。
猫の画像がプリントされたマグカップで中にチョコレートが入っているものがあったのでそれと猫の形のチョコとかを買った。
もう一軒似たような店に入ってイラストの猫が印刷された缶入りのキャンディーを買おうとレジに行った。
レジで魚の形した缶に猫が印刷された物が置いてあって、思わずその缶に目を奪われた。
私が魚の形の缶をじっと凝視しているのに気が付いたレジの女性が私にこれが最後の1つよと言った(恐らく)。
なのでその缶も買う事にしました。
DSCN1856.JPG
その後も歩き回って戦争の犠牲者の名前らしき名前が刻まれた門みたいなものもあった。
DSCN1340.JPG
これは調べたら『メーンゼ門』でやはり戦争で亡くなった人達の名が刻まれた慰霊碑も兼ねた門のようです。
DSCN1341.JPG
この時は知らなかったのですが、ここは、第一次大戦の時この町で最初に、毒ガスが大量虐殺兵器として使われたそうです。

■イーペル 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1917年秋には、イーペル近郊でマスタードガスが戦闘に使用された。この毒ガスが使用されたのも人類史上初めてで、都市の名前をとってイペリットとも呼ばれるようになった。


レマルクの『西部戦線異常なし』の舞台となったのがこのあたりだそうです。

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そうか、西部戦線ってこの辺りだったのか。
蝶を見掛けたような気がしたけど、捕ろうとしなくて良かった。
教会を見たりして歩いていたら、ケーキも売っているパン屋らしきお店のショーウインドウに沢山のケーキが並んでいた。
しかも値段が日本よりも安い。
日本なら500円はするようなケーキが300円位!?
思わずふらふらと店内に入ってケーキを2つ買ってしまいました。

チョコ入り猫のマグカップ等、買ったお土産にケーキまで買ってしまったので手荷物が増えてしまった。
繊維ホール前のマルクト広場に戻って来たけど、まだ時間があるし寒い上にお腹が減ってきた。
なのでマルクト広場が見えるレストランに入った。
いつものようにフライドポテトを注文する。
此処で食べるって言ったらどうも一品だけじゃダメらしい。
分かったって言ってるのに箱に入れて明らかにお持ち帰り用になっている。
考えてから、ビールを頼んだ。
一人で席に座ってデジカメで撮っていたら傍の席のおばさんが私を撮ってあげるというジェスチャーをするので、撮って貰いました。
そうやって時間を潰す為にフライドポテトを食べていたのですが、食べても食べても無くならない。
安いのに凄い量です。
嬉しいけど、こんな量食べているから太るんだよ!と思いました。
そうか!!だからお持ち帰り用に箱に入れてくれたのか。
よし、残りは持ち帰ろう。
そろそろかなと思ってマルクト広場に設置された観客用の席に着く。
しかし、寒さを堪えて座っていても開始時間が過ぎても何も始まらない。
前夜祭のせいか地元の人達(?)はあんまり張り切ってないのか人も余りいない。
日本人観光客だけが猫耳付けたりして張り切っている!!
猫耳に猫柄の着物姿の日本人もいた。
日本人凄いな~。
かなり待ってもう最終電車の時間が!!って時になって音楽が聞こえて来た。
あ!!始まるのはここじゃないんだ。
きっと街の端からここまでパレードして来たようです。DSCN1377.JPG
DSCN1391.JPG
パレードを撮りながら駅の方に歩きました。
すると、外人の女がハハハハと笑いながら私に近付いて来ました。
パレードとかではなく、一般人でどうも私をあざ笑っているようです。
大きな荷物を持って早足で歩いていたせいかもしれません。
ムッとしたけど、時間が無いので無視して駅に急ぎました。
最終電車の出発時間前に駅に着いたのですが、駅員がいない!!
駅員がいないと切符が買えない!!
電車の中で無賃乗車だとばれたら罰金だって事なのに・・・。
仕方なく駅員の控え室にノックして入ってチケットを売ってくれと言ったら、電車の中で売っているとの事。
驚きましたが、遅くなると駅ではなく電車の中で切符を売るようです。
それからどうにか予約したホテルの駅に辿り着けました。
よかった。
最終電車だから間違えたりしたらどうしようと不安だったんですよ。
その後、ホテルに着くのに迷いました。
地図どおりに行った所にホテルがあったのですが、探していたホテルの名前よりも他の文字の方が目立ったのでそのホテルじゃないと思ってしまったんです。
でも親切な人達に教えてもらってどうにか辿り着けました。
私をあざ笑った嫌な女もいたけどいい人の方が多かったです。

2012年5月13日
オランダ、ルクセンブルグ、ドイツ、ベルギーを巡る旅 11

朝、ホテルを出て空港を目指しました。
本当はイーペルで猫祭りの本番を見たかったのですが、鉄道の運行時間が当てにならないのを思い知ったので帰りの飛行機に乗り遅れたら洒落にならないので今日は涙を呑んで飛行機にちゃんと乗る事を最優先にしました。
そうして駅から電車に乗ったのですが、学生らしき若者が大勢乗って来ました。
こっちは田舎だから学校に通うのに都心に出るのかな。
そうして電車の中は騒がしくなりました。
大声で話してるし、電車を蹴ったり食べたり。
因みに電車の座席にゴミ箱が設置されているので電車内での飲食はいいみたいです。
ただ、治安が悪そうです。
何だかな~外国人って大人とかお年寄りになるほど親切でいい人が多いけど、子供とか若者って態度悪い気がする。
多分教育の仕方だと思うんだけど。
日本は最近はそうでも無いかもしれないけど、子供に厳しくてペットには甘い躾をする。
それに対して欧米の人ってペットにはやたら厳しい躾をするのに子供の事は大らかに育ててる気がします。
どうしてだろう?
私はペットはほぼ一生室内で飼って他人に迷惑掛けないから甘やかしてもいいと思います。
でも子供っていうのはちゃんとやって良い事と悪い事を教えなきゃ犯罪者になってしまったりするからそこはちゃんと教えなきゃいけないはずなのに。
そう思いながらなるべく気配を消していました。
学生らしき若者達はアントワープで降りて行きました。
その後は特に問題無く空港まで辿り着きました。
時間があるので空港でお土産を見て歩く事にしました。
その前にお腹が減ったのでフライドポテトを食べました。
この旅行中、小腹が減ったらフライドポテトを食べる癖が付いてしまいました。
街中でもよく売っているし、買う時も「チップス、プリーズ」で簡単に買えるからです。
英語が出来無い私でも安心して買えます。
これが最後のフライドポテトか。
何度も寒かったり空腹な時助けて貰った事を回想しながら食べました。
フライドポテトを食べ終わり、買うお土産を見て回りました。
そうして箱入りのチョコレート等を買ったのですが、レジでお金を払ったらそのまま次の客の相手をし始めました。
え?袋無し?
このまま持ち歩かなきゃいけないの?
ちょっと~~~他の店で私が万引きしたと疑われるじゃないの!!
と思ったが、もう次の客の対応をしている店員は私の事等眼中に無い。
終わったんだから邪魔だからさっさと行けという感じです。
袋を貰いたいけど、英語が出来無い私は渋々その場を後にしました。
つくづく英語が出来無いのはダメだなと後悔しました。
その後他の店でも買い物したのですが、やはりそのチョコは?とちょっと疑われました。
でも手振りで他の店で買ったと主張したらどうにかなりました。
海外では必ず袋をくれるとは限らないからエコバックとか持ち歩かないといけないと学びました。
空港では球根も売られていたのですが、欲しかった青いチューリップの球根や青いベラドンナリリーの球根等は売っていませんでした。
日本に帰ってから調べたら、青いチューリップの球根は実際に育てても紫の花が咲くだけで青い花は咲かないとの事だったのですが、やっぱり実際に育てて確かめてみたかったなと未練が残りました。
今日の一番の目標、飛行機にも無事乗れました。
色々あって完璧では無い旅だったけど、英語が殆ど出来ない私が一人で外国に行って電車を乗り継いだり予約したホテルを探したりしてどうにか大きな事故も無く無事済んだんだからよしとしましょう。
私にしては上出来だと思います。

2012-05-14
オランダ、ルクセンブルグ、ドイツ、ベルギーを巡る旅 12

オランダ、ルクセンブルグ、ドイツ、ベルギーを周遊して無事帰国しました。
全てが思い通りにとはいきませんでしたが、ほぼ予定していたところを回ることが出来ました。
初日から気になっていた帰国の飛行機に間に合わなかったらどうしようという心配も杞憂に終わったし。
無事旅行して来れたのも親切な方々に助けて貰ったおかげです。
しかし親切な方々が色々教えてくれたのかも知れないのですが、英語が出来ないのでその親切の8割方を無駄にしてしまったのが申し訳無いです。
英語が出来ないのに一人で海外旅行に行くなんて無謀だなと我ながら思いました。
それって行く前に気が付かなきゃいけないことでよすね。
今迄は日本でも人気のある観光地に行っていたんですよ。
だから困ったら日本人らしき人を探して「日本の方ですか?」と話し掛けていたんです。
でも今回は日本人が殆ど居ないような所にも行ったしで親切な外国の方にお世話になってしまいました。
英語が少ししか話せないと言うと、フランス語は?って聞いて来るんですよ。
日本語も不自由な人間に英語が話せるわけないし、その上フランス語なんて夢のまた夢ですよ。
でも向こうの人達は話せるんだろうな。
ドイツ人でも英語とフランス語が話せたり。
イタリアで小学校低学年位の子供に英語で自己紹介されたんですよ。
私が英語で自己紹介したんだけど、通じなかった。
イタリア人の子供が英語で自己紹介出来るのにいい年した大人の私が英語で自己紹介出来無い・・・。
長らく忘れていましたが、この時の悲しみが蘇って来ました。
日本でもなるべく英語の勉強しようと思いました。

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オランダ、ルクセンブルグ、ドイツ、ベルギーを巡る旅 総集編3(7日目~9日目)

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