木場から深川へ。相撲に、祭りに水辺のまち。
昨夏の東京の旅では、両国を楽しんだが 今回はその続き。南に位置する木場から 深川界隈を歩こうと思う。隅田川の河口に 設けられ江戸への資材用の丸太が、遠くは 紀州などから、続々と運び込まれてきた 時代が下り、貯木場としての機能は新木場へ 移転をし、静かな水辺を残す住宅街となった 雰囲気の良い木場橋の近くに、昔の雰囲気を 味わえる「木場親水公園」があった 江戸の始めに、当時永代島と呼ばれていた 周辺の砂州一帯を埋め立て、源氏の氏神で ある八幡大神をお迎えし、徳川将軍家の 手厚い保護を受け、江戸っ子にも愛された 「深川の八幡様」が、富岡八幡宮だ 鳳凰の胸 ダイヤ7カラット 鳳凰の目 ダイヤ4カラット 対 鳳凰の鶏 ルビー2010個 狛犬の目 ダイヤ3カラット 2対 隅木の目 ダイヤ1カラット 4対 小鳥の目 ダイヤ1カラット 4対 屋根純金 24kg その他プラチナ、銀、宝石多数使用 (富岡八幡宮ホームページより) 日本一大きなゴージャスな神輿は、交通 事情から、1991年に初渡御が行われた だけで展示されるのみ、一まわり小さな 二の宮神輿が、お祭りに使われている 江戸勧進相撲の発祥の地としても知られ 境内で本場所も開催され、現在も新横綱 誕生のおりには奉納土俵入りが行われる 江戸時代からの長身力士の名前と、身長が 刻まれた「巨人力士碑」 最高は江戸後期の 生月鯨太左衛門で7尺6寸(230センチ弱) 深川には相撲部屋なども幾つもあって 相撲とは今もゆかりの深い土地柄である 江戸時代の測量家である伊能忠敬は 深川黒江町(現・門前仲町)に住み 測量旅行の出発にあたっては、必ず 安全祈願の為に、富岡八幡宮に参拝を していたそうだ すぐ後ろに、日本五大銘飯のひとつ 名物の「深川めし」のお店。葱と生の あさりを味噌で煮込んで、熱いご飯に ぶっかけたものだそう 成田出身の父を持つ、初代団十郎は 子宝に恵まれず、成田不動尊を念じた ところ、子(二代目団十郎)が授かり 不動尊の霊験を歌舞伎で行って大人気 江戸っ子のあいだでは、成田山詣でが 憧れになっており、成田山の御本尊の 出張開帳が行われたのが、深川不動堂の 始まりである 門前の参道は、人情深川ご利益通りと いい縁日も開かれる。深川伊勢屋さんの 塩大福を、例の団子のかわりにぱくり! 平成19年12月16日に東京で撮影