沼ガールにおススメの錦秋の京都は、まずは東福寺!
先日の上高地の日記で、「森ガール」なる女の子たちが 都会に生息をしていると紹介をしたが、ミクシィでは 他に沼のそばにいそうな「沼ガール」のコミュニティも 人気があるらしい その定義はおしゃれなカフェに行くよりは、やっぱり ラーメン屋。Aラインのワンピースを着たら、妊婦と 間違われ・・・森ガールにはなりきれない女たち 私も花柄のスカートはいたら、旦那から「また風呂敷 みたいなスカートはいて!」とか言われた事があるし そんな沼ガールのお姉さま方も、きっとお気に召して いただける観光地は、ずばり真っ赤っかな「京都!」 軒並みテレビの中継などもされているので、いつかは 京都で紅葉を・・・と11月下旬の三連休は大賑わいだ いつもは11月上旬に行われる、普段は拝観が出来ない 非公開寺院の特別公開や、正倉院展などに合わせて 関西に出かけるので、紅葉は始まったばかりという感じ だけど、今年は所用もあったので三連休に姉と京都入り その所用の日時がはっきり知らされたのが9月下旬で これなら京都に行けるかも♪と、いつものネットでの 宿泊ページをのぞいてみたら、東山「お探しの宿は ありません」、嵐山「お探しの宿は・・・」、京都駅付近 「お探しの宿は・・・」の連発で こうなったら例年の11月のように、大阪あたりで宿を 取るしかないかなぁなんて考えもしたが、もしかしたら 前月の10月1日に、宿泊予約スタートの宿があるかも しれないと待っていたら、あった~~2軒だけど。実は キャンセルによる空室だったかもしれないけど、無事に お宿も確保できたし 日曜日の夜は雨で紅葉のライトアップは楽しめなかったが 月曜日(祝日)の朝。さぁ、どこに行こうかと思案の末に 旅行雑誌の編集部が勧める「京都の紅葉ベスト1」に輝く 特別公開でもお馴染みの、あの巨大寺院に出かけますか 臨済宗の東福寺派大本山である東福寺の中心伽藍から 常楽庵に至る深い渓谷の洗玉澗(せんぎょくかん)に架け られている「通天橋」を中心に、境内には宋から伝わった 「通天モミジ」と呼ばれる三葉楓などの紅葉が有名であり 他にも臥雲橋、偃月橋とあり東福寺三名橋と呼ばれている かつては藤原忠平によって建てられた、藤原氏の氏寺である 法性寺(ほっしょうじ)の大伽藍があったのだが、1236年に 藤原氏の九条道家が、身の丈15メートルもある巨大釈迦像を 本尊とする寺院を建立する事となり、奈良の東大寺と興福寺 から1字ずつを使い「東福寺」とした 明治14年には、仏殿、法堂、方丈、庫裏などが焼失をして しまったので再建されたものだが、禅寺の三門としては日本 最古の巨大な三門や、東司(便所)、浴室、禅堂などと 中世の貴重な建物が残されている 南宋の寧宗皇帝がインドの五精舎十塔所(天竺五精舎)の故事 から、径山、雲隠、天童、浄慈、育王の五寺を「五山」として 保護を与えたのを習い、鎌倉幕府執権の北条氏が禅宗による 鎌倉を中心とした「五山」を制定した 同様に後醍醐天皇による建武の新政においても、京都における 「五山」を制定し、南禅寺と大徳寺の両寺が五山の筆頭とされ 東福寺と建仁寺が含まれていたそうだが、足利尊氏が天竜寺を 建立したので五山に加えようとしたり、権力者に近しい寺院が 入ったり、うとまれて外されたりと・・・ 我が家の本山である妙心寺などは、大内義弘に肩入れした事で 足利義満にうとまれて寺領も没収をされてしまい、江戸時代に なって、やっと復興を果たしたそうである 平成の世。財務省が用意をしたという各省の事業などを存続を するか廃止をするかの事業仕分けは、テレビカメラまで入れて 今まで表には見えてなかった無駄使いを、バッサバッサという のは待ちに待ったという感じで、小気味良いかもしれないが 報道によれば財務省の見直しの事業数は、他省に比べてかなり 少ないとかいうし、スーパーコンピューターも何も世界一に なりたい訳ではなく、新薬の開発や様々な技術革新に不可欠な ものであるそうで、ノーベル賞受賞者が総出で抗議だ 今朝のワイドショーの特集では、近年も死者をも出す自然災害を 食い止める為にも、ダムを作ってほしいという地域の話をして いたし、個々にじっくりと見直している暇もないのだろうか そんな衆生の事など構わずに、たくさんの人々の視線を集めて ぽっと赤く染まる京都の秋 三毒という貪(むさぼり)、瞋(いかり)、痴(おろかさ)の 「貪瞋痴(とんじんち)」という煩悩を 智慧の火で焼きつくし 悟りに導くというお不動さんがまつられる、塔頭の同聚院の 境内もにぎやかで、参拝をして振り向いたら後ろに姉おらず 既にショッピングに熱心だった 姉~~!! 藤原道長が己の40歳の祝賀に、法性寺境内に五大堂を造営し 不動明王を中心に、東に降三世明王、南に軍荼利明王、西に 大威徳明王、北に金剛夜叉明王を安置したのが同聚院のあたり だそうだ。その後の火災などで四体は焼失し、不動明王像のみが 同聚院の御本尊として受け継がれている 紅葉でもないのに、なにやら携帯を向けて写真を撮る人たちと 同じように見上げたら、桜が咲いていた。この時期に不断桜や 十月桜など・・・秋に咲く桜も多いようだ 平成21年11月23日に京都は東福寺で撮影