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殿上人日記

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2006年05月01日
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カテゴリ:中津川より

 苗木城7

   桜の季節も終わり、新緑の季節と相成り、世間では
   ゴールデンウィークに突入をしたが、私は実家で
   墓地の草むしりをした程度で、家でくすぶっている
   4月のお花見で訪れた、中津川の木曽川を渡った
   苗木城。今回は、そのご城下の紹介をしたいと思う

   苗木城の麓にある「苗木遠山史料館」では
   中世・戦国時代から、明治時代初期にいたる
   苗木遠山家の資料を中心にした、苗木領の
   歴史的な文化遺産を保存し、公開をしている


 苗木城9

 苗木城6

   全国にもまれな、1万石という城持ちの小藩
   である苗木藩は、幕府の相次ぐ手伝い普請や
   軍役などにより、財政窮乏が早くから始まった
   藩政維持のため、四千石程の新田を開発したり
   厳しい倹約令を出したが、効果は無かった

   しかも、最後の藩主の遠山友禄は若年寄となり
   さらに大坂警備も任され、財政は火の車となり
   第二次長州征伐に、参加をした為の軍費から
   友禄は五種類の藩札を発行して、財政改革を
   図ったが、遂には、財政は破綻をした

   これは苗木藩だけの話ではなく、全国の藩に
   共通をした話なのだろうと思う


 苗木城8

 苗木城10

   明治3年には、全国的にみても類をみないほど
   徹底をした「廃仏毀釈」が、断行をされた
   領内の寺院堂塔、石仏、仏像、仏具、経典
   個人の位牌までも、破棄または焼却をされた

   この廃仏毀釈の運動は、神道を重んじて
   国民の思想信仰の統一を図った、明治政府の
   政策であり、藩主遠山友禄(当時は知藩事)が
   藩の大参事に登用をした青山直道が、熱烈な
   神道思想を持ち、仏教・儒教を強く排斥する
   平田派国学の強烈な心酔者であった為だ


      苗木城12

 苗木城13

   臨済宗の古刹、雲林寺は、遠山家の菩提寺として
   東濃禅門を風靡をしたが、明治の廃仏毀釈により
   17世住職剛宗(ごうじゅう)和尚を最後として
   藩内にあった15の寺院ともども、廃寺となった

   苗木城の麓に寺の跡と、藩主遠山一族や、家来の
   墓が整然と並んでいる


 苗木城下

 苗木城14

   中津川出身であり、近代日本美術の重鎮として
   日本画界はもちろん、法隆寺金堂や高松古墳の
   壁画模写など大きな業績を残した前田青邨画伯の
   記念館には「白河楽翁公」ほか、下図・スケッチ
   書簡等が、収蔵展示がしてある


      苗木の桜5

   苗木の丸山神社の丘陵に、高さ5メートル、長さ
   約13メートルの巨大な魚の形をしたフナ岩がある
   苗木は、日本有数の花崗岩採石地であり、この
   花崗岩体から、水晶やトパーズをはじめ、多種多様な
   鉱物が産するため、鉱物の一大産地「苗木地方」と
   して、明治時代からよく知られてきた

   中津川市鉱物博物館は、苗木出身のアマチュア鉱物
   研究者である長島乙吉氏と、子息の地球化学者の
   長島弘三博士から中津川市が寄贈を受けた鉱物標本
   「長島鉱物コレクション」を基礎に開館をした

 夜明けの森1

 夜明けの森2

   周囲の「夜明けの森」は、近隣はもとより名古屋方面の
   子供たちには、なじみの場所であるかもしれない





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最終更新日  2006年11月01日 14時54分53秒
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