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殿上人日記

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2006年06月27日
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カテゴリ:美濃の旅

 市之倉5

   旦那が、一年に一度の「日帰り人間ドック」の為に
   多治見に行くので、今年もその車に便乗させてもらい
   病院が終わるまで、近場観光を楽しむことにした

   昨年は可児市の花フェスタに、青いバラを見物に
   出かけたのだが、今回は「美濃焼き」にこだわって
   みようかと思いたち、まずは市之倉に出かけてみた

 市乃倉1

   岐阜県東濃地方(多治見・土岐・瑞浪・笠原)は、良質な
   粘土に恵まれ、古代より朝鮮半島から伝わったロクロや
   山の斜面を利用した窖窯で、須恵器などを産出していた

   平安時代ともなると、釉薬を施した窯業が本格化しはじめ
   「延喜式」にも、美濃は陶器調貢の国と定められていたと
   記述がされている程だ

 市之倉4

   安土桃山時代には、茶の湯の流行によって、千利休や
   古田織部の好みを色濃く反映をした「美濃桃山陶」の
   生産が盛んになり、織田信長の保護の下、東濃地方では
   戦さを避け、職人達が技を磨き、志野・織部・黄瀬戸・
   天目などの美濃陶器が、花ひらいたのだった

   江戸時代になると、日常生活に使う焼き物の生産がされ
   幕末期には、より白く耐久性を兼ね備えた、磁器も登場し
   大量生産の技術が研究され、現在では全国で使われる
   食器の大半が美濃焼である


 市之倉7

   市之倉の始まりは、鎌倉時代に白瓷系陶器(山茶碗)
   という無釉の陶器がつくられるようになり、1618年頃
   瀬戸の初代藤四郎景正の子孫といわれる、加藤与左衛門常政が
   遠州光明山の祭礼に使用する、七十五膳の土器を奉納をした
   ことで、市之倉陶業の陶祖となったという

 市之倉2
                       陶祖の墓

   江戸中期には登り窯がつくられて、灰釉,鉄釉の皿、香炉
   碗、サビ釉の徳利、灯火具、鉢等々の日用品が作られた
   また現在の白い美濃磁器を完成させ、江戸幕府本丸御用
   京都村雲御所御用、紀州藩御用などを任されていたそうだ

 市之倉3
 
   今も市之倉地区は精緻で高水準の盃や、煎茶器などで
   有名で、現在60余の窯元・商社があり、著名な陶芸作家も
   数多く活躍をしている美濃有数の陶産地でる

   このように美濃焼きが発展をしてきたのは、市之倉の盃
   土岐津・泉の煎茶碗、湯呑、妻木・滝呂のコーヒー碗皿
   駄知の丼、肥田の皿、瑞浪・笠原の茶付茶碗、下石の徳利
   陶の平物などというように、職工の技術の細分化によった
   専門生産体制により、安価コストを実現した事も大きい

 市之倉6

   ふらりと散歩をしていると、どこの作業所からは元気の
   良いお年寄りのおしゃべりが聞こえてきた。ここでは
   お年寄りも大活躍をしているようだ

        皿30枚

   姑の幼なじみも、こういった家にとついで半世紀。先日
   なども、姑への手土産だといって、お皿を30枚ももって
   来てくれた。う~む、死ぬまでお皿は困らないかも・・・


 どんぶり4

   土岐市から山の手に登ると、どんぶり生産日本一!である
   駄知町があり、その町を見下ろす位置に、丼みたいな建物
   「土岐美濃焼街道 どんぶり会館」がある。この道は恵那から
   多治見方面への抜け道にもあたるので、国道19号線の
   混雑時に利用をする事も多く、そのたびに利用をしている

        どんぶり2

   美濃焼きを紹介するアンテナショップというだけあって
   もう、いろんな焼き物が安価で販売をされている。誕生日の
   来館者へ一輪挿しのプレゼントや、その日の車のラッキー
   ナンバーの運転手には、みそかつ丼のプレゼントなどもある

    どんぶり1

   しかも2階の景色の良いレストランでは、どんぶりソフト!
   400円なのだが、ミニ丼茶碗をもれなくお土産にしてくれる
   旦那の食べた千円弱のウナギ丼&うどん定食にも丼茶碗が
   ついていたので、なんだか得した気分だ♪

        どんぶり3


    平成18年6月14日撮影(岐阜県多治見市、土岐市)









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最終更新日  2006年06月27日 20時32分06秒
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