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テーマ:ニュース(97638)
カテゴリ:ニュース、時事
![]() 京都地裁で、年老いた認知症をわずらう母親を 承諾殺人をしたという息子が、執行猶予つきの 判決が下りた。あちらこちらから、むせび泣きも 聞こえたという異例の法廷の様子は、テレビでも 取り上げられているので、知っている人も多い かもしれない 最後に裁判長は「朝と夕、母を思いだし、自分を あやめず、母のためにも幸せに生きてください」と 息子に語りかけたそうだ まじめな息子と二人暮らしの母親には認知症が 現れ始め、徘徊で警察に保護されることもあり 昼夜も逆転してしまい、献身的に介護をする 息子は、眠ることもままならない状態だった ![]() このままでは、会社の人に迷惑をかけてしまうと 介護に専念をする為に失職。失業保険を受け取って 細々と暮らしつつも、なんとか生活を立て直し 介護に専念をしたいと望んだのだが・・・ 福祉事務所を3回訪れ、生活保護を求めても 失業手当てを受け取っているので、受給は認められず 「頑張って働いてください」とも言われ、息子は 『死ねということか』と、受け取ったそうだ 「失業手当が終了すれば、生活保護が受給できる」 その事を、息子に伝えることも無かったらしい 介護の為の公的な貸付金も、保証人が必要なので 他の人には、迷惑をかけるわけにはいかないと断念 ![]() 失業保険も切れて、家賃3万、デイサービスの 2万の支払いも滞り、母親には日に2度の食事を 食べさせる為に、自分は2日に1度の食事しか 取らなかったそうだ しかし、もう手元には・・・・ いよいよダメだと思いつめて、最後の親孝行だと 親子三人で楽しんだ京都の繁華街を、母に見せ。 次の朝、桂川の河川敷で、「ここで終わりやで」と 心中をほのめかし、「おまえと一緒やで」と 答えた母親の首を絞め、自らもナイフで首を切り 自殺を図ったのだが、死にきれなかったそうだ 「生まれ変わっても、お母さんの子供に生まれたい」 親孝行だからこそ、起こった悲劇なのかもしれない 果たして母親の介護の為に、仕事をやめる息子が どれくらいいるものだろうか ![]() このような親子、老夫婦の悲劇は、今までもあったし これからは、なおさら増えていくような気がする 年老いた連れ合いに、介護が出来るのか。遠く 離れた息子夫婦が、田舎の親の介護が務まるのか おりしも、経済協力開発機構(OECD)が 対日経済審査報告書の中で、日本の所得格差が 拡大をし、既に2000年には、OECD加盟国 30カ国中で「相対的貧困率」が、アメリカの 13・7%に次いで、2番目に高い13・5%と 発表をした 生産年齢人口(18~65歳)を対象に、税金や 社会保障の負担などを引き、自由に使える所得 である「可処分所得」の中央値の、半分以下しか 所得しかない人口の割合が「相対的貧困率」だ ![]() 格差拡大の原因は、非正規労働の拡大による 労働市場の二極化があると分析しており、所得が 低い世帯の子どもの教育水準が、下がる懸念も 示し、貧困の固定化につながると指摘をしている テレビで、介護保険や医療費などの負担増加で 親戚の結婚式に、お祝い金が用意が出来なくて 体の具合が悪いからと、嘘をついて欠席をしたと 結婚式の集合写真を眺めながら、つらい体験を話した お年寄りがいたのだが、実際に、姉の知人でも あった話だそうだ 現在の国民年金は我が家のように、子供世帯などと 同居をしている場合で算出をされており、お年寄りのみで 生活をしている場合は、生活を維持するのは大変だ ![]() 65歳以上の高齢者になっても、働く人の割合が 22.2%(男性が33.1%、女性は14.2%)と 他の先進諸国と比べて、飛び抜けて多いことが 総務省の国勢調査でわかった(米国は14%程) 健康維持を理由に挙げている高齢者も多い反面で 生活の苦しさから、働かざるを得ない人が多く なっているそうだ。この10年間で、高齢者の中で 経済的な成功者と、失敗者の差が顕著になっており ここでも、格差社会の影が見え隠れしている 息子が感じた『死ねということか』という言葉が 妙に、オーバーラップをしてしまった・・・・
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