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殿上人日記

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2010年11月19日
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カテゴリ:名古屋より

      名古屋城本丸御殿11

  春に出かけたばかりの名古屋城。まさか金シャチや
  菊人形エビザベスを、わざわざ見に出かけた訳でなく
  直前のテレビニュースで紹介をされていた、本丸御殿の
  復元工事を見学しにでかけた訳だ


 名古屋城天守閣1

  今年の名古屋開府四百年の行事のクライマックスとして
  10月半ばの約10日間に限って、名古屋城本丸御殿
  「玄関の復元過程」が、特別公開をされていた


      名古屋城本丸御殿14

  工事現場の向こうの青い屋根は愛知県体育館で、大相撲
  夏場所や、スポーツイベント等が行われている。その日は
  就活イベントでリクルートスーツの大学生が。たぶん4年?

  その奥には愛知県や名古屋市の役所がかたまっている


     名古屋城本丸御殿5

  といっても、普段でも本丸御殿の建物上部にある見学
  通路から見学が出来るのだが、今回の特別公開では
  玄関にある一之間と二之間など、建物内部から間近で
  見る事が出来るのだ


      名古屋城本丸御殿4

  本丸御殿の完成後には見る事が出来ないような、内部の
  柱や桁に梁といった骨組みや、壁の下地、床下の様子等が
  見学が出来ると言う最初で最後の機会なのだから、こりゃ
  是非にも行かねばなるまい


      名古屋城本丸御殿3

  28畳程ある二之間には、復元模写がされた障壁画の
  「竹林豹虎図」5面が飾られて、いや~ゴージャスです
  さすが天下普請、徳川家のお城だけありまする~


 名古屋城本丸御殿1

  虎と豹じゃないかと思われるけど、当時は生きているもの
  ではなくて毛皮から描かれた想像図で、豹は雌の虎だと
  思われていたそうだ


      名古屋城本丸御殿2

  かつての本丸御殿には、狩野貞信や狩野探幽といった
  「狩野派」の絵師によって描かれた障壁画があり、疎開で
  戦火を逃れて、国の重要文化財の指定を受けている


 名古屋城本丸御殿19

  名古屋城天守閣には、焼けてしまったかつての本丸御殿の
  部屋を復元展示をしたコーナーがあるが、これがまるごと
  建物なのだから、豪華だろうなぁ~(↓キンキラ2点も
  天守での復元展示品)


      名古屋城本丸御殿18

  名古屋開府四百年を記念した、本丸御殿再建の総事業費は
  障壁画の復元模写を含めて150億円! 2018年3月に完成
  予定なのだとか 


 名古屋城本丸御殿6

  そんな訳で、ここからは通常でも名古屋城の入場料を払えば
  誰でも見れるという、通常の上部からの見学ルートの入口だ
  (火曜日、木曜日、年末年始はお休みなので注意)


      名古屋城本丸御殿8

  まずは玄関部分を再建するようで、奥の方などには
  広い空間が広がっており、後のちには御殿が徐々に
  建て増されていくと思われる


      名古屋城本丸御殿10

  真下が玄関であり、奥には先ほどのキンキラの虎の絵が
  ちらりと見る事が出来る


      名古屋城本丸御殿9

 名古屋城本丸御殿7

  続々とやってくる見学者に関係なく、今日も晴れの仕事を
  黙々とされているお父さん。完成された暁には家族などに
  「これは俺が建てたんだ~」と自慢もできそうだ  


      名古屋城本丸御殿12

  それにしてもぶっとい丸太が、そのまんま使われているの
  には驚いた。こんな風になっているんだ~


      名古屋城本丸御殿13

  この立派な丸太は檜(ヒノキ)だ。しかも日本一の格式を持つ
  伊勢神宮で20年に1度、社を新しく建て替える式年遷宮に
  使う為に御杣山(みそまやま)と正式に定めていた、木曽
  御岳山の周囲にあたる長野県(木曽)と岐阜県(裏木曽)の
  地域に植林をされた見事な木曽ヒノキだ


      名古屋城本丸御殿18

  江戸時代には、その地域は尾張藩の領地であり、四百年前の
  名古屋城の築城の際にも木曽ヒノキが使われたという。更に
  御杣山(みそまやま)になった事で、尾張藩によって木材
  (木曽五木)が保護をされて、許可の無い伐採が禁じられた


     名古屋城本丸御殿15

  「木一本首ひとつ」とも言われているが、森林の管理の代償と
  して、年貢(米)の納付高が軽減をされて、入会地とされる
  山林へは自由に立ち入って、生活の必需品を収穫する事が
  許されていたらしい。神宮備林は戦後に廃止をされ国有林に
  編入された為、その後には国有林からヒノキを購入をして
  式年遷宮を行っている


      名古屋城本丸御殿16

  名古屋市が発注をした、本丸御殿復元工事の実施設計図には
  特記で「木材のうち桧材は、可能な限り木曽檜を使用する事」
  とあり、「(柱や長押(なげし)など)桧の主要な化粧材の5割
  以上を木曽檜とする」とされているそうだ


 名古屋城本丸御殿20

          平成22年10月22日に名古屋市内で撮影








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最終更新日  2010年11月24日 10時25分17秒
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