4466630 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

殿上人日記

殿上人日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
全て | カテゴリ未分類 | 懸賞 | 東京の旅 | 行事、地域 | 家族 | 滋賀、奈良の旅 | グルメ | 四季の移ろい | スポーツ | 馬籠より | 韓国旅行 | 中津川より | 恵那より | 美濃の旅 | 愛知、三重の旅 | 長野、山梨の旅 | 静岡の旅 | 京都の旅 | 大阪、兵庫、岡山の旅 | ヒューマン | 旅のいろいろ | 喫茶 | 菓子 | パソコン、電化品、車 | ヨーロッパ、ハワイ旅行 | テレビ、映画、音楽 | 歴史、伝統 | 買い物、主婦業 | 芸術、文化 | 日々の暮らし | ニュース、時事 | ペット、動物 | 花、植物 | 飛騨の旅 | 自然 | 子ども | 神奈川の旅 | 温泉 | 名古屋より | ブログ、リンクス、ネット | 中日ドラゴンズ | 木曽より | 夕焼け | 食べ物いろいろ | 行楽、遊び
2017年03月14日
XML
カテゴリ:中津川より


さてさて、前回の続き。地元の中津川や恵那の企業が
多く参加されている厚生複利団体ジョイセブン主催の
地元の酒蔵を巡るツアーの後半は、中津川市の北部に
あたる、いわゆる裏木曽といわれる地域の酒蔵ばかりだ




ジョイセブンの最新号にはこんなナゴヤドームの観戦ツアー
などもあって週末なので、巨人愛の旦那とか行きたがるかと
思いきや、田植えシーズンだから行きたくても行けないみたい
このようなツアーの他に、地元飲食店の割引や優待のような
ものもあるけど、更には映画が安く見れたりとか




様々なチケットの斡旋なども手広くやっており、中日戦も
年間シートであるサファイア席の良席で、しかも入場者は
もれなくレプリカユニホームが貰えるという、昇竜デーの
チケットも二人分で、9000円というお安い会員価格で
ゲット。7月の名古屋場所のチケットも取れたし共に娘と
観戦予定だ




娘の休みが土日なので、平日ならもっと簡単に取れるんだと
思うんだけど、それでも希望をする人気のチケットもお得に
ゲット出来たのは有難い。名古屋場所の椅子席Aだって普通に
購入すれば一人4900円もするのに、それが3700円だし
以前、懸賞で当てて姉と名古屋場所の椅子席Aで見てこれで
充分だと思ったし、正座は苦手だから升席は眼中に無かった
大阪場所も現在、テレビで観戦中。今日も満員御礼




という訳でお得な二人で1万円以下の酒蔵ツアーの後半に続くが
4番目の酒蔵は、一車線の山里の道を大型バスがぐんぐんと進むが
こんな山奥に集落があったなんてと馬籠人も驚く。前回の比較的
街中の酒蔵が集まった前半の日記は↓リンクから

冬の日に母娘で酒蔵巡りバスツアー初参戦。まずは笠置鶴、女城主に恵那山と




最初に(というか4軒目)にやってきたのは、山の中
なのに鯨波というネーミングが面白い、恵那醸造さん
中津川なのに恵那饅頭とか、今の行政区であれば変な
話かもしれないが、古代はこの地方は恵奈といっており
それが明治以降には中津川市、恵那市、恵那郡なんて
感じになっただけで




恵那郡も面白い事に中津川の北の方(中津川に合併)と
恵那市の南の方(恵那市に合併、岩村とか)と二つあり
阿木地区とか恵那だろうってのが前から中津川市だったり
色んな当時の上の人たちの思惑やしがらみなんてものも
あったんじゃないのかな




まっ、恵那山の北側、東側あたりが恵那地方と思って
いただければいいのだが、岩村藩や、苗木藩、尾張藩
だったりしたり、五平餅の形もわらじの形をしてたり
団子だったり、藩の方針で廃仏毀釈が行われ寺が壊され
今も神道ばかりだったりと、食生活も思想も色々あるが




なんて小難しい話は忘れて、まずは飲もまいか! 方言
なんかもうちのあたりは微妙だ。チンチンに沸かすとか
名古屋みたいなのもあれば、南信州とか三河みたいなの
道は昔もつながっているから、伝播というものだろうか




はい、今回初めての熱燗に笑みも浮かぶ。やっぱ宴会
といったら熱燗。グラスに冷酒なんて出てきたの見た
ことがないような。まっ大吟醸や生酒のようなもので
なくて宴会のは普通酒だからかもしれないが、それでも
熱燗も合う酒、合わない酒もあるしだろうし、これ旨い




さて山間にある小さな蔵元は、長瀬家という庄屋さんが
200年ほど前に酒造りを始めたそうで、杜氏は殿待と
いう酒がメインであったようだ。話はそれるが明治期に
この家の次男坊が若くして上京、一代にして作り上げた
長瀬商店が現在の花王グループであるそうだ




山奥なのに鯨波であるというのは、ネット検索によると
蔵元から見る光景が、山が幾重にも大海原の波のように
見えて、山の端ゆく雲が鯨のようにも見えるからとの事
信州松本の氷の彫刻フェスティバルで、イルカとか海の
テーマが多いように感じたのとつながるような気も




壁には数々の賞状がずらりと貼られており、酒蔵の歴史の
長さや意欲も感じる事が出来る。昔はその地域だけで宴会や
日常の酒として親しまれてきた日本酒も、昨今は酒好きを
うならせるような趣味の酒となってきて、大吟醸や、生酒
純米、しぼり、にごり・・・・




酔うだけの酒ではなく、旨い酒を造って全国の品評会などで
名をあげれば、全国の旨い酒を扱う酒屋などに販路も広げ
られる。この鯨波も地元の人よりも都市部の酒好きな人に
飲まれている酒のような気もする。ネット検索をするとこの
酒が好きだってブログなども見かけるし




鯨波の大吟醸も近年、全国新酒鑑評会で入賞をしたようで
こうゆうのがきっかけで、多くの人に酒を知って貰って
飲んでも貰える。ふと粗悪な外国製の石鹸ではなくって
良質な石鹸を自分たちの手で作ろうとした花王の創業者の
話を思い出した。彼も商人というより酒蔵(メーカー)の
生まれであったのが功を奏したのかも




鯨波の酒粕を使って作られたベーグルやパウンドケーキを
販売する近隣にあるhico.a Cafeの販売もあったので土産に
購入。後日、中津川駅の横になるにぎわい物産館で恵那の
女城主以外の中津川のお酒と共に、このベーグルとかも
置いてあった




こちらはくじら梅酒。高齢のマダムも多いツアーだけに
甘い梅酒が試飲できるのも嬉しい振る舞いだ。食前酒と
して、ちょっぴり飲むのには良いですよね。食欲増進
度が過ぎなければ、酒は百薬の長




お雛様の前で1杯。この地域は春が遅くひな祭り3月
ではなく4月3日。この時期に飾っているのは早いので
今回のジョイセブンのツアーの人たちの目を楽しませ
ようとした、酒蔵さんのおもてなしなのかもしれない




たくさんの人たちが訪れてお雛さんたちも嬉しそうにも
見えた。恵那醸造さんの公式HP↓

蔵元 鯨波



あっ、山から下りてきました。先程の酒蔵さんは二ッ森山の
600メートルという中腹にあるそうで、このあたりは家が
多い集落のあたり。姉が教員になりたてで、この辺りにある
小学校に赴任し一人暮らしをしていたみたいだ




山ばかりな地域であるが清流、付知川もまた地域のシンボル
初夏にはアユ釣りの人たちが、あちこちからやってくる




先程よりは都会、とはいっても山奥の酒蔵ではあるが
この酒蔵を知ったのは、元サッカー選手の中田英寿が
訪れたとかいうので。というか前園はテレビでお笑い
芸人と絡んでいるが、中田は日本各地の酒蔵とかを
まわってたんだ




日本文化再発見プロジェクトREVALUE NIPPON
PROJECT は、日本のモノづくりの素晴らしさや
伝統工芸の魅力を伝えるだけでなく新たな価値と
可能性を広げるそうだが、中田英寿が関わってる
ようだし、世界にアピールするには良い人選かも




とは言っても中田におすすめされようが、有名だろうが
高価だろうか飲んでみなきゃ自分の好みかもわからない
また飲み方もその酒に合っているのか、常温で飲むのと
冷えているのかで味も変わってくるし、その時の体調も
影響も大きい




やっぱちょびちょび飲むのではなく、ど~んと1本買いし
色んなシーンで飲むのが良いが、外れたときの失望感は
計り知れない。車でのドライブ先では土産に一升瓶を買う
ことも多いのだが、最近も行楽先で買った某酒が外れたし
ただ、そこでも違う酒なら合うかもしれないし、ある意味で
ラーメン屋と同じかも




今回も車でドライバー旦那でもいたら、安くなったにごり酒を
持ち帰っていたけど、バスでの扱いが心配だったので購入が
出来なかった。行楽先のイオンとかに行くと酒全般が見切りで
安くなっている事もあるので、よく立ち寄ったりもする




明治初期の創業で、山田三千介から三千櫻と名付けられた
そうである。地元の風土で育まれた酒造りも農業の一つだと
自家栽培にこだわり酒造米も自前だそうですよ。あっ酒の
感想が全然ないです・・・酔いがまわって1杯しか飲めず
味もわからず。さっきの熱燗がきいたかな。梅酒も三杯




酒粕の石鹸などもあるんだ。価格が価格なので試しに買う
ような事はできなかった。それ位なら酒を買いたい

↓三千櫻酒造の公式HPは下記リンクから

三千櫻酒造



いよいよ酒蔵巡りも最後の蔵元となりました。バスの所に
座っていたいくらいですが、酒蔵レポートを不完全にする
訳にはいかないという使命感で、てくてくと歩いて向かった
その先には山内酒造場




このあたりになると坂下に近い位だし。滝で有名な
川上の夕森公園とかたまに来るエリアですわ。こんな
所にも酒蔵があるなんて驚きです。飲んだ事もないし
その名前も失礼ながら今回、初めて知りました




京都の伏見とか水の奇麗な土地で、名酒が生まれるような
気がしますが、ここ中津川も山も多く水も豊富でもちろん
奇麗。京都同様に和菓子も発展したり。でも蕎麦に日本酒は
合うけど、和菓子に日本酒はどうかと思います




現当主は21代目という事で、ここもまた歴史がすごそう
なんでも鎌倉武士が刀を捨てて、ここに住みついて農業を
始めたそうだ。山の中に住んでいるから山内ではなくって
北鎌倉での地名を使った呼び名が山内であったからだとか




どのお酒かわからないようにラベルがない瓶で、試飲と
いうより利き酒か? 古酒だけはラベルが付いていた
この小さな酒蔵については、このような記事があったので
そちらを読んで下さい。↓ 

岐阜新聞「酒蔵フォーク、3月で幕 中津川・山内酒造場」




公式HP↓

山内酒造場

山間のくねくねした道をアップダウン。バスも高齢な方程
前の方で、後ろに行く程若くなってて、うちも娘もいるし
後ろから2番、3番目。違った意味でも酔って下さいって
感じで、酒以上にバス移動がきつかったので娘は来年は
もういいやって言ってます




地元の神坂のクアリゾート湯舟沢で午後遅くに昼食を頂き
蔵元ご厚意の日本酒もここでも飲む事も出来たけど、もう
いいや。やっぱ食べながらこその日本酒だと思った一日
酒蔵でも試飲だけで、また行くのであればもっと食べて
熱燗には注意。席は後ろは嫌だな(無理か)




もはや修業にも思えた、娘も1回で根をあげた酒蔵
巡りのお土産は6軒の酒蔵さんの自慢のお酒だ。しかも
生酒だったりで1本あたり500円はするので、土産だけ
でも3500円はするだろうし、昼ご飯とこれだけで
元が取れそう。旦那が2日で1本ずつ飲む晩酌用となった




縄文、もしくは神話の時代から日本人の生活と共にあった
日本酒。戦前は数千もあったともいわれる酒蔵も戦争を機に
半数に減り、戦後は少しは盛り返したのも昭和40年の頃を
ピークに再び減り始め、日本酒の製造数量も昭和48年の
ピーク時971万石から、今は3分の1となってしまった
酒蔵も全国で1500軒程であるそうだが、これも10年
20年後は・・・・




洋酒の普及、健康志向による焼酎、低アルコールブーム
それ以前にお酒自体を飲まない人も増えてきた。以前は
日本酒のテレビCMもいつもやってたが、最近はあんまり
思いつかない位だ。若い人や女性にも飲んで貰いたいと
お酒の開発やパッケージも工夫してたりもするし




そして日本食ブームに乗っかっての海外への販路拡大
日本酒を取り巻く環境は、目まぐるしく変化を続けて
いる。そんな時代に小さな酒蔵で酒造りに真摯に向き
合っている人たちが、あなたの住む街にもいると思う
そんな地元のお酒を今宵も一献傾けて。今夜もWBC
頑張れ、侍ジャパン




    平成29年3月上旬に中津川、恵那で撮影

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017年03月14日 21時13分41秒
コメント(40) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.