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2007年01月28日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今週月曜日から金曜で、障害者福祉施設(デイサービス)に実習生としていってきました。

私の入ったクラスは、中途障害の方のクラスでした。
以前は、健常者として普通に生活されてた人達がなんらかの棒気や事故で障害を負ってしまったケースです。

障害の程度、種類には個人差が大きく、全く話も出来ず、動けず物も点滴で食べるような人もいれば、下半身の麻痺はあるけれど、脳には全く障害のない人もいました。
また、一見なんの問題もないようなのに、しばらく話をしていくと噛み合わないという高次機能障害の方もいました。

私は、指導員の方に凄くめぐまれたお陰でかなり自然にクラスの中に入っていくことが出来たように思います。
彼女は同い年だというのに、明るく、気持ちのよい態度で、しっかりとしているのにそれでなく押し付けがましくない気配りを常に全体にしていました。

積極的に利用者と話をすることは出来たのですが、このようなことを言っては失礼にならないか?何をはなしたらいいのか。特に障害の程度の重い人とのかかわり方は反応がきちんと返ってはこないので、これでいいのか?という不安でいっぱいでした。
一人一人、人は違う。その人に合わせたコミュニケーションをとる必要がある。けれどどうすれば、うまくコミュニケーションできるのか。どうすれば少しでもこの人たちの心に届くことが出来るのかその方法を5日間ずっと考えました。

印象深いのは4日目に、かなり障害の重い人と雑誌を読んでいた時のことです。彼はかなり脳の深い所まで障害を負っており、話している途中で突然寝てしまたり、周りの人がどういう人なのかという認識は出来ないような方でした。この景色きれいですね。行ってみたいですね。Mさんは○○は好きですか?という話しかけを私はしていました。彼は時折相槌を打ったり、笑ったりしていながら聞いていたのですが、突然真顔で「それで・・あなたは僕になにをさせたいのですか?」と聞いたのです。
ものすごくどきっとしました。
私はこの人に何かを求めているんだろうか?それを見透かされているんだろうか?と。

「来週もきてくれたらいいのに残念」とか、「ありがとうね」とか笑顔で行ってくれた人達もいれば、最後までこっちの一方通行だった人もいました。

結局、介護にこのようにすれば絶対間違いはないという型みたいなものはないのだという当たり前のことに気づいたように思います。相手をすこしでも理解したいと思い、失敗してもかかわり続けることでしか、その方法は見つからないのだと。

行く前までは、面倒だな・・と思っていたんですが、体験を終えてみると、本当に行ってよかったと思います。

人間何事も経験してみるもんですね。





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最終更新日  2007年01月28日 23時16分43秒
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