|
テーマ:ねこといっしょ(8835)
カテゴリ:ニャンズのこととか色々
3月3日。夜。 仕事の後、すごい勢いで家へ帰りました。 あの夏の日、てぃだと出会った公園の脇を走って・・・ てぃだ!待ってて! 家に着くと、車に乗り換えて病院へ。 11ニャンズには「てぃだを迎えに行って来るからね」と伝えて。 「てぃだ!迎えに来たよ!」 てぃだは私の声で少し暴れました。 「わかるのね」と奥様がおっしゃいました。 「それに名前を呼ぶとこっちを見るのね。可愛いわね」 「そして頑張ってたわよ。ほら、おねえちゃんが来たわよ」 てぃだ。 てぃだの様子は、もうすぐ別れが近いことを教えてくれました。 「てぃだ、おうちへ帰ろうね」 てぃだは約束通り、頑張って待っていてくれたんだね。 「何かあったら、いつでも、何時でもいらして下さい」 先生はそうおっしゃって下さいました。 「もしもの時は・・・きっと苦しむことは無いでしょう」 そうもおっしゃって下さいました。 てぃだと一緒に車で家に帰る途中、私は何故だか幸せでした。 てぃだと、こうして今、一緒にいる幸せ。 そして、別れが近いことを、 本当に痛いほどに、そして静かに感じていました。 家に着くと同時に、オットも帰って来ました。 「てぃだはどうだ!?」 「あのね、お別れが近いと思う」 そう伝えました。 いつもの場所にそっと横たえてあげると、 てぃだは、それを待っていたかのように荒い呼吸を始めました。 少しの痙攣。 逝ってしまう。 それがわかりました。 オットは、まだちゃんとわからずに何か他の事をしています。 「あのね、きっと逝ってしまう。そばにいてあげて」 そう言うとオットの顔色が変わりました。 「そんな状態なのか!?本当に!本当に?」 悲しいけれど、わかってしまう。 別れの時が、近いことが、 てぃだは、逝ってしまう。 二人で見守る中、てぃだはそっと息を引き取りました。 苦しまずに、堂々とした、静かな最期でした。 家に着いてから30分も経っていませんでした。 てぃだ、寝てるの? そう何度も聞いてしまった、眠るような最期でした。 この世でのお別れでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ニャンズのこととか色々] カテゴリの最新記事
|