戻っておいで 私の時間

2008/02/12(火)20:39

「Isn't She Lovely (可愛いアイシャ)」

CMソング(20)

今日の曲は、今テレビCMで一番多く流れている洋楽かもしれません。キリン「午後の紅茶」でお馴染みの、あの曲です。歌っているのは、グラミー賞常連の大御所、スティービー・ワンダー 12歳でモータウンレコードからデビューした彼は、57歳にして、なんと芸歴45年。ビートルズや、サブちゃんこと、北島三郎さんと同期です。紅白歌合戦に出たら、紙吹雪の中、首を左右にぶんぶん振りながら大トリで歌える、堂々の実力者です 彼は、1962年「Fingertips」でデビュー。変声期を経て'65年「Uptight」で復帰。(この年、同期のビートルズは「Help!」「Rubber Soul」をリリース、サブちゃんは「帰ろかな」と、黒鍵だけで弾ける「函館の女」がヒット) '69年ボストン大学で作曲・編曲を一から学びなおします。(ビートルズは「Let it be」「Abbey Road」、サブちゃんは「加賀の女」) '73年アルバム「Innervisions」でグラミー賞を受賞しました。(ビートルズは'70年に解散、ジョン「Mind Games」ポール&Wings「Red Rose Sppedway」「Band on the Run」ジョージ「Living in the Material World」リンゴ「Ringo」・・・う~ん、すごい年だ サブちゃんは「木曽の女」・・・女シリーズは、断続的に'79年まで続き、以後、「川」「山」「谷」など、まるで合い言葉のような、漢字一文字シリーズへと向かいます 以後、スティービーはグラミー賞の常連となり、'82年には、アメリカ音楽特別功労賞という、日本なら80代ぐらいの方が貰いそうな賞を、わずか32歳で受賞しています。 この'82年は、'80年のクリスマスタイムに、惜しくも凶弾に倒れたジョンの名作「Happy Christmas(War is Over)」が発売された年でもあります。ジョンとヨーコは前年、彼の遺作となった「Double Fantasy」でグラミー賞を受賞しました ポールはこの年、アルバム「Tug of War」を発表し、「Ebony and Ivory」でスティービーと共演し、「Girl is Mine」で、マイケル・ジャクソンと、同じ女性を「おいどんの物でごわす」「うんにゃ、おらのもんずら」(薩摩藩と駿河藩の戦いか?)と取り合っています。これぞまさに「Tug of War(綱引き)」でごわす 一方、我等がサブちゃんは、私の大好きな名曲「風雪ながれ旅」から2年経ち、紅白のトリでおなじみ、花吹雪の乱舞が似合う「ま~ぁつりだ、まつりだ、まつりだ」の発売まで、あと2年を待たねばなりません。 '85年にはアメリカ難民救済グループ「USA for Africa」のチャリティソング「We are the World」で、MJや、ダイアナ・ロス、B・スプリングスティーン、ボブ・ディラン、憧れのレイ・チャールズらと共演しています 積極的にチャリティ活動を行う彼を、売名行為だと非難する人達もいるようですが、彼は、「彼等に理解してもらおうとは思わない。僕は僕のやり方でやるだけだから、彼等も自分でやればいい。」と達観した意見を述べ、さらに「努力は、誰でもできる能力の一つだ」と言っています。くう~っ、耳が痛いです 目が見えないと、いろいろ不自由ではないかと思うのですが、彼は音感や勘が鋭いだけでなく、私から見ると、とても無理ではないかと思われることにもどんどん挑戦してきたようです。 少年時代から、陸上、水泳、レスリングなどをこなし、テニスやボーリング、映画まで楽しむというのですから、そのチャレンジ精神とパワーたるや、ただ者ではありませんね。 この「Isn't She Lovely」は、'76年のヒット曲です。初めての子である、娘のアイシャちゃんを歌った親バカソングですが、さすがスティービー、神様への感謝も忘れてはいません。間奏で聞こえる、可愛い赤ん坊の笑い声は、アイシャちゃんです 今年父子で一緒に来日し、共演していました。私は、テレビに向かって「アイシャちゃん、大きくなったね~」と、思わずつぶやいてしまいました。>親戚のおばさんか。 最近、このCMは、あややと森光子さんから「午後T、当たります」にシフトしましたが、あのTシャツのチェックを見ると、どうしてもBCRのタータンチェックを思い出してしまいます。            歌 詞      大人、何年目?  

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