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テーマ:昆虫採集しよう(1581)
カテゴリ:カミキリ本編
Parechthistatus gibber longicornis HAYASHI フクチセダカコブヤハズ ヒゲナガコブヤハズカミキリ族日本産3属のうち セダカコブヤハズカミキリ属は中国と日本の各1属。 昨今のコブ研究が進み煩雑になっているようだが 10亜種と考える。 関東から西日本に生息し 本種は九州北部に分布する。 セダカの特徴として上翅が短い。 肩が強く丸まる。 背面は中央辺で盛り上がって後方へ急に落ちる。 各端は短く棘状に突出するか狭く丸まる。 小楯板両側には細かな果粒から成る縦の短い列がある。 触覚は細く、第1節端の角稜は取り巻く。 触覚の長さは♂で体長の2倍を超え、♀は2倍に達しない。 夏~秋に新成虫として脱出し 落葉下で越冬、翌春再活動すると考えられている。 寄主植物はアカメガシワ、ブナ科、タンナサワフタギなど 独特の形状をして人気の高い虫だけど 私が探そうと思ったときには九州だったので コブヤハズ属は存在せず、セダカだけだった。 でもセダカの方が凹凸があって派手な種だと思う。 単身赴任で来たばかりの10月登山しながら見つけた1頭。 コブ叩きと言われるこの種独特の採集方法。 ビーディングという葉や枝を叩いて落とす採集だが コブは下方の落葉低木の紅葉終わり頃を叩く。 見つけたときは本当にこんな方法で採れるんだと感心したっけ。 翌5月山頂付近のブナ林でヒメオオクワガタ採集中に ブナの立ち枯れに産卵に来ていた2個体を発見。 それがこの画像の虫。 ちょこまか徘徊したり素早く飛び交うカミキリが多い中 彼(彼女)は手を伸ばそうが微動だにしない。 今年も会えるといいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/03/14 02:24:06 AM
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