|
テーマ:昆虫採集しよう(1581)
カテゴリ:カミキリ本編
Pyrestes haematicus PASCOE クスベニ 世界に5属のクスベニカミキリ族は日本に1属。 クスベニカミキリ属は日本に3種。 上翅は丸味が強く、側縁の基部広報が湾入、 前胸はほぼ円筒形、背面は横しわ状か彫刻状なことに特徴。 本種と西南諸島2種が分布する。 前胸は黒~血のような赤、赤味が強いと触覚も赤味がかる。 概して西日本産は暗色が多い。 黒色長毛で覆われ、背面中央はやや盛り上る。 小縦板は基部よりも中央辺が幅広い。 上翅は極めて密に点刻されるが後方は極小さくなる。 変化があるが赤色系。 触覚は♂で長くても上翅端にわずかに届かず、 ♀では第1腹節端に届く程度。 5-10節は平たくて鋸歯状で 1-4節はやや長い毛で密に覆われる。 対馬産は全体ほぼ黒色で、上翅と腹部が赤紫となる。 通常の色彩に近いものも出現する。 (画像は対馬採集個体ですが、 実際に赤紫と黒っぽいのとがいました) 成虫は5-8月に出現。 ノリウツギ、クリ、リョウブなどを訪花するほか、 クスの周囲をよく飛翔する。 寄主植物はクス科(クス、ヤブニッケイ、タブ、シロモジ、カゴノキなど) 7月末の対馬は強風が吹き荒れていました。 ノリウツギは大きく揺れていて、 とても虫などいそうもなかったのですが、 せっかく来たのだからと長竿網も風に煽られながら なんとか花を掬ってみました。 そしたら3頭入っていたのです。 虫の魂、百までも、といったところでしょうか(笑) 日曜に玄海灘を西へ佐賀県境の半島の各岬で ネブトクワガタ探しをしましたが、 いつもなら出てくるカミキリ幼虫一頭も見なかったです。 クワガタ狙いついでなので樹種が限られるからでもあります。 カミキリ採集において、材採集というのがありますが 今のところ家に材を持ち帰るまでは考えてません。 様々な樹種を持ち帰るのは勉強になると思います。 早く持ち帰れる環境にしたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/03/14 02:28:41 AM
コメント(0) | コメントを書く |
|