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テーマ:昆虫採集しよう(1581)
カテゴリ:カミキリ本編
長崎県島原半島の雲仙岳へ行ってきました。
平成2年に噴火したあの山です。 雲仙岳平成新山 雲仙岳は阿蘇山や箱根山のように総称で、 最高峰が主峰普賢岳でしたが、 普賢岳肩から噴出した溶岩ドームが成長して100mも高い山が出来たのです。 新山がある普賢岳東半分はガスが噴出しており立入禁止の活火山ですが 普賢岳頂上及び西側は従来通り自然に親しめます。 雲仙は日本最初の国立公園であり、 その魅力は120種を超える樹木にあります。 当然、野鳥や昆虫たちの楽園でもあるわけです。 さて本題に移りますが、 カミキリムシの幼虫を見た事ありますか? ちょっとグロい感じですよね。 なぜ、こんな形しているのか不思議です。 そんなこと言ったらクワガタ、カブトムシの幼虫も変な芋虫ですよね。 クワガタは種類が少ないので見慣れるとどの種の幼虫か区別できます。 しかし、カミキリは800種・・・絶望に近いです。 これをほぼ判別できる人が日本に数人いるというから驚きです。 生息分布確認のために落ち枝を持ち帰り、 自宅で羽化させる採集方法がポピュラーであり、 研究に役立っております。 昆虫の世界、アマチュアが重要な位置を占めるのです。 昆虫採集=それは調査研究でもあるのです。 今、私は事情により持ち帰ることが出来ないので コハウチデカエデ、ナナカマド、イヌブナの倒木から それぞれ1頭づつ持ち帰ってきました。 人工マットでの飼育は難しいのですが羽化を期待しましょう。 上記画像は標高1100m辺りのカエデの倒木から出てきた幼虫です。 拡大してますが、実際は体長15mmほどの中型種の幼虫です。 カミキリ幼虫を初めてご覧になる方は ちょっと気持ち悪いかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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