2021/05/16(日)11:29
鮭のまぜ寿司を作る。
子どものころの家で食べたごはんを、ふと思い出して食べたくてたまらなくなる、ということがたまにありまして、これは歳を取ったということかしらね。 焼き鮭をまぜ込んだお寿司。 きゅうりと炒り卵と、焼いた鮭をほぐしたのが入っていて、茹でて刻んだきぬさやが散らされていて、子どものころもりもり食べた記憶があります。 そうだ、自分で作ればいいんだと気づきまして、やってみました。
塩揉みしたきゅうり。
あえて味付けせず、ごま油で作ったいりたまご。
焼いてほぐした鮭。 きぬさやは省略。 かわりにゴマを入れる。
お皿を洗うのが嫌なので(食器洗いが世界で一番嫌いな家事です)、おかずも隣に盛る。 おかずも、実家で食べていた定番おかずのアレンジです。 お寿司にはすまし汁かしらね、というわけで、お豆腐とわかめの汁もの。 実家から送ってもらった鳴門の塩蔵わかめがうまいんだ。 実にうまい。
あきらかに入れすぎ。
ありがたいことに、私は母がごはんを毎日、毎食作ってくれる家に育ちまして、また、飼っているちゃぼから卵をもらって食べたり、海で釣ってきた魚を食べたり、畑でとれた野菜を食べたりと、食材も豊富な環境だったので、特別に学んだ経験はないけれど、一般的な日々のごはんの知識と意識を持っています。 ラッキーでした。
地味で当たり前のことのようで、長い目で見たら、暮らしを楽しめるスキルかもしれないなとちかごろは思う。
あと足りないのは、料理の腕だなぁ。
18歳で家を出て、日々の自炊のなかで修練すれば、今ごろはプロレベルに到達できたかもしれないくらい、時間だけはたっぷりあったはずですが、結局、ものっすご普通のごはんしか作っていません。
ちなみに鮭のまぜ寿司は、
「今の鮭はあっさりめなので、塩麹に2、3日漬け込むとコクが出て昔の味に近くなると思う」
という母の意見を参考に再トライして、確かにうまみが増しました。
安い鮭を使うときは、お試しの価値ありです。