休憩中・・・一杯のコーヒーの間の出来事
とてつもなく久しぶりの掲載はITとは全く関係ありません(^^ゞ。 --- 給湯室に一匹の蟻がいて、六本の足を巧みに動かしながら壁伝いに天井に向かって登っているのを見つけた。 自分の重さを重力に逆らって運ぶパワーと、足先の粘着力、そして六本の足のうち同時に浮いているのは何本だろうなどと思いを巡らせながら見ているうちに天井に到達…とにかく素晴らしいスピードだった。 ほどなくして天井に到達。迷いなく、そこから中央方向へ歩き出した。まさに逆さ吊り状態ながらスピードは変わらない…と、壁から十センチほど歩いたところで…落ちた。ルートが決まっているのか、まもなく同じコースをせっせと登り出す。あれだけの高さから落ちて何ともないのも凄い、などと思いながら観察は続く。途中、わずかながら躊躇いも感じられ、方向転換しようとする仕草も垣間見えたが、やはりほどなくして天井に到達した。 そして再び天井を歩き出す。 だが、今回は慎重だ。時折落ちそうになりながらも、その度に懸命に体勢を立て直しつつ中央の照明付近までやってきて…また落ちた。 元のルートに帰るかと思って見ていたら、今回はダメージが大きかったようで、ちぐはぐな方向にしばし動き回ってから停まった。よく見ると、足先をしきりになめ回しながら体勢を整えているようだった。 ひとしきりなめ回し、しっかりと六本の足で床に立ち、いざリベンジ…という風に見えた。が、そのまま動かなくなった。