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テーマ:恋愛について(2606)
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彼が来てから早いもので三週間が経った。
そしてあと一週間でまたロンドンへと帰っていく。 いろんな事があったなぁ。 彼との生活を知っている私の友人達には 『よくやってるよぉ~』と言ってもらうのだけど、半ば呆れているかなっておもいます。 わたしは元々世話焼きだし、海外から来ている彼を思うと、なおの事色々やてあげようって思うから気も回すんだけど。。。 先日小樽に、私の友人雅恵さんの車で四人で出かけた。 彼、カミは寿司が嫌いと言っていたけど、日本で食べたら、札幌で食べたら変わるかもって、少しでも日本で美味しいもの食べたって思ってもらえたらなって言うわたしの心を彼は分かっては無いようだ。。。 せっかくまさえさんも車借りて連れて行ってくれたのにさ~。 わたしはすしが食べられなかったから、彼のほかの夕食の事を考えていたけど、 「もう子どもじゃないんだから、自分の食べるものくらい自分でどうにかできるでしょ」と言うのがまさえ姉さんの意見。 その通りです。 彼とまさえさんがタバコをすいに行ったときにまさえさんは私がよくやってるって彼に言ってくれたらしい。 嫌煙者の私と19歳のマイケルは二人でゲームして遊んでたんだけど。 前日は朝まで四人でクラブで遊んで、すっかり開けきった空の中帰宅。 9時間後位にまたドライブと遊びっぱなし。 家に帰ってきていつも通り、ベッドに入ると、彼が 「にゃん。。。」と呼びかけた。 ######################### 前日クラブでのわたしは普段は絶対しない飲み方をして、気分がMAXで悪かった。 あわせて彼が心配してくれるんだけど、それが私の求める形じゃなくて更にイライラも募った。 「疲れてるんじゃない?」 「疲れてないよ。具合が悪いって言ってるでしょ」 「上の階に行って休んだ方が良いよ」 「そうかもね。」 「じゃ、あとでね。」 えええええええ!?!?!?!?!?! 一人でいけってぇ?? 冷たいよね。。。 一人で行きましたよ。 カウンターでぼけっとしてたら、気を遣ってくれたまさえさんが追いかけてきてくれた。 そしたら彼らも上へ上がってきた。 そしていつものように自分以外の外人の事を気にする。 その外人がBASTARDであれば、もう。。。。手が付けられなくなる。 外人さんが日本人の女の子と一緒にいるところを見ると、それだけでもう人の話なんて聞けなくなるんだから。 「ちょっともう人の事は良いから!」 「ちょっと待って!今彼らの会話を聞き取ろうとしてるから」 それを止めろっていってんじゃん! 「私、彼が外人見るとああ言う風になるのが本当に嫌い!」とマイケルに言うと 「僕もだよ!!!この前の時も、レストランでさーおぼえてる?!!」 そうなの。 あの時も日本人の女の子を連れている外人さんを見かけて、凄い遠くの席なのに、 彼らの事なんて何も知らないのに、一人でぶつぶつと毒づいて、 「気分が悪い!!」 じゃあ見るなー! 本当に腹が立つ。 ************ 外人に声をかけられていた日本人の子が席を立つと、彼もあわてて彼女を追いかけていった。 「もういい加減にしてよ」 「あの外人男はどうでも良いんだよ。でも僕はあの子が心配で。。」 「でもそれは私たちの知ったことでは無いでしょ?!」 「分かったよ。もうこの話は止めよう。」 とは言っても、どうしても、気になるらしくて、マイケルにひっきりなしに、外人バスタードの事を話している。 家に帰ってきてもわたしは不機嫌だった。 無言でベッドに入り彼に背中を向けて寝ようとすると、彼が私を抱きしめた。 オールナイトで遊んでお互い疲れている。 わたしは酒もすっかり抜けて、頭もさえている。 「今日は楽しかった?」彼が聞いた 「うん…」 「そっか。よかった。今日、僕は君の事が心配で、介抱しようと頑張ったよ」 「…え?ははは。。。。そうなんだ…」 「僕なりにしたいって思ったんだ。」 「そう。ありがとう」 「ねえ、にゃん。明日起きたら話をしよう?何か話したい事あるんでしょ?」 「うん。ある。」 「じゃあ、起きたらね。」 彼の方も向かず、抱きしめ返すこともせず、黙っていると 「にゃん~><。やっぱり今聞きたい。」 いつもは何を自分が彼にいいたいのか分からないでわたしもイライラするんだけど、 今回は言いたい事がはっきりしていた。 「あなたとの関係に距離を感じる。」 「外でって事だよね。本当に恥ずかしがりやなんだって。それは知ってるでしょ?」 まあね、それは知ってるけど。。。 「君がしたいことはその時に言ってくれればするから。努力をするから。」 「他は?」彼が聞いた。 「そうね。他の人を心配する暇あるなら、もっと自分の彼女の心配をするべきじゃないの?」 「oh..poor girl...僕のせいで君は今夜楽しめなかったんだね。でも、別に隣に座ってた子が気になるわけではないけど、誰かが彼女を守ってあげなきゃと思って。あの外人は最低な奴だったから。君には僕がついているけど、あの子にはだれも居なかったから」 (また始まった…)と呆れてしまう。 「私が彼女の立場でもわたしは平気だわ。」 「もちろん僕がいるもの。」 「そうじゃない。一人でも自分の身くらい自分で守れる」 暫く彼は黙った。 「分かったよ。もう他の女の子の心配はしないよ。ごめんね。 じゃあ、もう一度、クラブに行こう。今度は君もちゃんとい楽しまなきゃね。今日はごめんね」 彼のそういうところは好き。 素直な所があるから、可愛いって思う。 根本で私達はどうしようもないくらい違ってるって感じることもあるけど。。。 ############################# 小樽から帰ってきた次の日の夜。 「にゃん。。。」彼の呼びかけが少し尖っているように聞こえた。 「なに?」 「どうして君は僕と付き合っているの?」 「・・・」 「今日は僕とマイケルはまるで子どものようだった。」 それは良く覚えていないんだけど、子どものように振舞ったといったのか、扱われたといったのか。。。 でも、とにかく気分が宜しくないようだった。 寿司も、結局好きじゃなくて、好きじゃないって言うのは余りにも遠慮がちな表現で、 本当の事を言うと、もう名前も聞きたくないほど嫌いな食べ物になってしまったのだけど。 (ちょっと責任を感じる。。) 「僕はまだBOYでGUYでは無い。君の喜ぶことを何もしてあげられない。男の子は君を守って、楽しませて、いろんなところへ連れて行って、喜ばせる、そういうものだと思わない?」 それは分からない。 もちろんそんなことしてくれる男の子がいれば文句もないけど、何も全てしてもらおう何て思ってないし、私だって彼が喜んでくれれば嬉しいて思って色々してるんだし。。 「僕の事がほしい理由、分かったら教えて」 「好きだから。だよ」 「それだけ?」 「不十分?」 「いや、十分だと思うけど。」 「じゃあ、あなたはどうして私と一緒に居たいの?」 「もちろん日本人のガールフレンドと言うこともある。それは事実だけど、やっぱり君だからだよ。日本人でも、他の子じゃ駄目なんだ。君じゃなきゃ」 なかなかいってくれないと伝わらないものなんだなぁって思う。 全くそんな風に感じたことなかったから。。。 あと一週間。 楽しく過ごすようにしたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.24 23:26:35
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