一流選手の動きはなぜ美しいのか2
一流選手の動きはなぜ美しいのか [ 小田伸午 ]
伸展感覚と屈曲感覚。
なんだか難しそうな言葉ですが、
簡単に言うと伸展感覚の動きは選手の内力、要は筋力だけを使った動き。
屈曲感覚は内力も使うが、外力、この本で言うと地面反力を最大限使えるような動き。
地球には重力が働いていますから、地面に立った状態では重力により、下方向に力がかかっています。
しかし、それと同時に地面が立っている人の体重を支える力が働きます。
これが地面反力。
これを最大にするには、、、
そう、素早く重心を落として、下方向への力が最大になるタイミングで力をかける。
これで自分の筋力だけでなく、地面からの力も味方につけることができる。
屈曲感覚と言うのは、このように力をかける寸前に一瞬膝を曲げ、そこから伸展するから、そう呼ぶようです。
地面反力、外力。
スキーを想定してみると、
スキーは板が最大限たわむポジションをとることは大前提の理論ですが、スキーのたわみが最大になるタイミングと、地面反力が最大になるタイミングが同時になるのが一番早いスキーが出来ると言うことでしょうか。
スキーにおける伸展感覚、屈曲感覚と言うことに関してはどう考えればいいのだろうか。
少し考察してみます。