テニス七転八倒

ホームコートにしている大宮健保は
風が強いことで有名なところ
特に春は強風の日が多い

周囲に申し訳程度に並木もあるが
敷地が広すぎて
とても防風林的な役目は果たせていない

このコートでプレーするには
強風の中でも
普段と同じようなプレーをするための
技術が必要になる



最も苦労するのがサーブ
まずトスがまともに落ちてこない
上げたトスが
頂点からインパクトの位置まで落ちる僅かの間に
強風に流されてスルッと位置が変わる
流される量を予測して打っても
キレイに打ち切れることは滅多にない

ここで有利なのはクイックサーブの使えるプレーヤー
トスの上がった頂点でインパクトできれば
風の影響は最小限で済む
実際、クイックサーブを使える人は
みんながサーブに悩まされて四苦八苦しているときでも
いつもとそんなに変わらないサーブを打っている

というわけで
これまで何度もクイックサーブに挑戦しているが
これがなかなか難しい

一番難しくしているのが
早く打つという意識が勝ちすぎて
タイミングだけ合わせに手打ちになりがちなところ
こんなヘタな練習をしていると
いまのサーブがバラバラになってしまう

普段打っているサーブと同じフォームで
違うタイミングで打つことは至難の技だが
フォームを大きく変えてしまっては
今度は普段のサーブが打てなくなる
ベストは
いまの武器を手放さずに
新しい武器を手に入れることだから

そういう思いで練習してきて
最近少し確率が上がってきたのは
クイックだから急いで打つという意識を改めたためだと思う
テイクバックをコンパクトにして
腕をインパクトの形にキープしたままスイング
打ち急がず
しっかり腰の回転を使って
インパクトからフォローはしっかり振り切る

ときどきツボにはまって
ドンピシャのタイミングでヒットできたときには
何とも言えず手応えがいい
力が全部
インパクトの一点に集中した感じ
そういう時のボールは
普段のサーブと遜色のないレベルになる

まだまだ確率は低い
インパクトのタイミングはシビアだ
しかし試合の中で使えるようになれば
単に風が気にならなくなるだけでなく
相手にタイミングを取りづらくさせることもできる

強風対策としてだけでなく
もっと積極的な戦略として
クイックサーブを操れるようになりたい
それができれば
単純計算でサーブの球種が倍になる

トラタヌにならぬよう
練習続けないとな
目指せイバニセビッチ (^^;)