時間 |
一言 コメント |
資料 |
朝
きりたっぷ岬キャンプ場 |
2日目を終え,200kmあった遅れをちっとも縮めることなく,3日目を迎える。
この日の目標を函館手前の大沼にあるキャンプ場とする。大沼のキャンプ場は家族でGWに2回ほど行ったことのあるキャンプ場で,けっこうな人気キャンプ場。
道東の「行っては戻り岬めぐり」とは違って戻ることは少ないだろうから,距離は稼げるだろうという考え。
さて,無事に目標の場所までたどり着けるのか!? |
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朝
きりたっぷ岬キャンプ場 |
この日,旭川は霜が降りたという情報がライダー同士の会話から漏れ聞こえました。気温を測りたいと思って昨晩からテント内に持ち込んでいた温度計では9度と少し。
こんな中,別に分厚いシュラフを使っていたわけでもなく,ガソリンポイントが溜まったからもらえた安物シュラフで十分に寝ることが出来ました。やはりファスナーを閉じて寝ると違うようです。
右側のデータロガーは,この日まで確実にログを記録し,2日間の走行距離を1074kmとしています。延べ走行時間は15時間28分。 |
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06:21
きりたっぷ岬キャンプ場 |
霧多布岬のキャンプ場は奥に見えるコテージが有料。その中にあるテントサイトは無料。
見て分かる通り,奥に向かって傾斜があります。したがって,テントを張って寝るにはちょっと無理があります。
駐車場から近い場所が平坦なでテント設営には向いています。そのため,広さの割には意外と狭いフリーサイトと言えます。
晴れていれば,この通り景色はサイコーです! |
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07:36
きりたっぷ岬キャンプ場
二輪用
駐車場 |
この日,ライダーは確か9台分。そのうち道内勢が札幌×2,釧路×1,旭川×1でした。
同じ道内の札幌から来たご夫婦ライダーの奥様と軽くお話をしましたが,すごくスタイルが良くて静かな印象のきれいな方でした。バイクに乗る女性は美しい人が多いですね~。
しかし,200kmの遅刻中の自分はあまり話し込んでもいられず,申し訳ないなと思いながら荷物をパッキングして準備に取り掛かりました。 |
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07:50
霧多布岬
アゼチ岬側 |
予定より30分くらい遅くなってしまいました。そんなに話し込んでいたはずはないのですが,ちょっとのんびりしてしまいました。
そして痛恨のミスコース。
交差点を曲がりまちがえました。ナビを見ていたんですがね…。
海岸線を通ろうと思ったら,あまり青看板は役に立ちませんし,海沿い時計回りに走るんだから,基本的に交差点は左折の方向ですが,このときばかりは違いました。悔しいから景色でも…と撮った一枚です。。 |
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08:40
門静 |
この先,国道は海岸線を離れ山に入ります。
ナビを拡大してみると,道道でもありませんが道が海岸線に沿って伸び,向こうで国道と合流することが分かりました。
行ってみます。
大変な道でした。
軽トラしか走れないような道で,急斜面に無理やり通した感じです。でも,家があります(汗)牡蠣漁のみなさんでしょうか。
おもしろい道だから動画に撮りました。伝わるかな~。 |
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09:26
釧路市 |
太平洋シーサイドラインを自分なりに爆走し,非常に気持ちのよいルートに感動!北海道を訪れたライダーにはぜひとも走っていただきたい道ドクロ・ランキング1位です(2009年現在)。
釧路市に近付いてからはタイトなコーナーがあり,これまたおもしろい練習になる道でした。
また走ってみたいなぁ~。
もちろん走るさ。
本田さん,よい道が近くにあっていいなぁ~! |
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11:50
~
12:15
ごろかな |
厚岸湾に続く,この旅第2の山場。
走行ログを見ると,だいぶ海岸線を離れ遠回りしていることが分かりましたが,この道の雰囲気を見ると,直別から厚内までは良しとしても,厚内からここまでは,おそらくダートだったのではと思います。ここは検証しに行きたいですね。
さて,グーグルアースでみれば超海岸線を走る最高の道のようですが,はたして結果はいかに!?
↓ ↓ ↓ |
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11:56
霧止峠 |
ダートでした。
先ほどの厚岸湾と同様,「この海岸線の道は国道に戻ることができる。」から来てみました。
ちょっと考える。ナビを見ながら「何キロ続くかな…。」
ナビを見ても道の太さは変わらず様子が分からないので,とりあえず行ってみることにする。そしたら,似たような人とすれ違った(笑)
彼はきっと,反時計回りだったに違いない(笑) |
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12:05
地名が分からない |
一難去って,また一難…
再びダートでした。しかも,こちらはアップダウンの激しいガタガタ・ダート。ほこりも舞いやすくなっています。
しかし,ここもみなさんに来てもらいたいダート15位くらいに認定したいですね。
工事中でいずれ消えてしまう道かと思いましたが,海岸線に沿った断崖の上を走り,一部,ギリギリまで寄せられる部分のある,非常にブログネタになりやすそうな道でした。 |
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12:06 |
はい,こちらがその,ブログネタになりそうな場所です。
パッと見,砂浜の近くを道が走っているように見えますが,砂浜に見える少し赤っぽい土が断崖の端になります。そこまでの距離,およそ2m。
そして,その2mより先に行けば,その下はゴロゴロと海まで転がれそうな断崖が…。
もっと近くに寄せて写真を…と一瞬思いましたが,この土の上でサイドスタンドを出すと命に関わることになるという恐怖を感じたので,やめました。 |
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12:06 |
それで,精一杯,腕を伸ばして撮ってみた写真がこれです。
高さが伝わるかなぁ。
波の網目の細かさから高さが判断できるといいのですが。
こういうところに立つと,足がすくみます。高所恐怖症なのかな。みなさんは,こういうところも平気ですか? |
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12:08 |
このダートは,こんな感じで先が伸びています。海沿いだから,すごく気持ちがいいですよ。
こんな道が「楽しい」と感じられたときから,すこしずつ,この旅のあとのバイクとの付き合い方を考えるようになってしまったのです。
長距離を高速で移動するには最高の相棒だったサンダーエース。かみさんも座りやすいと気に入ってくれた広いタンデムシート。
だけど,北の大地を満喫するには,どうにも舗装路に寄り過ぎたバイクだなと…。 |
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12:37
ナウマン国道
キモントウ沼過ぎ |
おそろしげなダート走行を無事終え,これまた北海道らしい直線にアップダウンの道を走っていると,変な場所で停止している車が一台。
なにかな~と見てみると,畑か牧草地に鶴が2羽舞い降りていました。
鶴居村近辺で見て以来です。
鶴はもっと寒い季節になってから…という頭でいましたが,この季節でも見られるのですね。
近くにいるため野生の鶴という気がしません。求愛の舞をしてほしいなぁ。 |
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13:34
黄金道路
庶野手前
グーグルマップの方の写真位置は間違っています |
このあたりから,写真の撮り方を工夫して見るようになります。
それよりも,この間,ログが失われてしまいました。原因は2つ考えられます。
1.トンネルが連続し,再補足ができないまま遠く移動してしまった。
2.バッテリーが消耗し,再捕捉に向けるエネルギーが不足していた。
いずれにせよ,素人考えです。
この風と波の高さで,日高昆布は採れるのです。多分…。 |
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13:35
黄金道路
庶野手前 |
この波の高さですから,黄金道路名物の「道路まで波」が,ザンザンやってきます。
高い防波フェンスみたいな物の上から海水が降ってきます。ちょっと間違ったら,ドリフのコントみたいな量の海水が降ってきます。
先高車がいちいち減速するので,その遅れたタイミングでこっちが海水をかぶりそうで,非常に腹立たしく思いながら走っていました。
途中,覆道で地面から海水にやられたのか,道路に大きい穴が開いて工事をしていました。自然の力はすごいですね。 |

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16:35
新冠
レ・コードの湯 |
すっかり変な道の走りすぎでペースがつかめなくなってしまいました。
昼食を食べる間もなく走り続けて,まだこんなところです。
そろそろ夜のことを考えないと…。
しかし,このときすでにあきらめていました。「今ちょっと休んで,夜中走ればいいか。函館のキャンプ場は広いから,夜中に設営しても大丈夫でしょ。」
そんないい加減な自分。 |
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20:18
室蘭市 |
夜に室蘭市に入ったのは多少理由があります。それは,白鳥大橋から眺める夜景を見ることができると言うことです。
と,乗る前に信号で待っていると説明書き。125cc未満はダメ。
え~っ!?です。
意外と多いのですね~。
でも,ゲートがあるわけでもなく人も見つけられなかったので入っても誰にも何にも言われないような気がします。
白鳥大橋から見た工場 |
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21:10
アルトリ岬キャンプ場 |
さて,山場となった最終日の「締め」です。キャンプ場ガイドの本にも書いてあった「誰もいないキャンプ場」に来てみました。
理由は3つ
1.もう遅いから家族に心配をかける
2.急に空腹感を覚えた
3.サイトにバイクを乗り入れられる
ここで写真を撮っても丸い玉がたくさん浮いています。楽しいお仲間なのか,デジカメがおかしいのか。ちょっと怖かったですがバイク仲間が1人と車が2台あったのが救いになりました。 |
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22:30
アルトリ岬
キャンプ場 |
となりのテントから寝息が聞こえる中,カンカンとペグ打ちをして,小雨が降ってきたのでブルーシートの工夫を考えたりして遅くなり,ご飯を食べ始めたのが10:00過ぎだったと思います。
ご飯を食べ終え,残りは明日の朝…と思っていたら,なななんと動物の鳴き声。そしてテントの周囲をかぎまわる生き物が。
怖くなって,テントの中から食べ物を出しました。風もあり,カサカサと草が揺れるたびにビクビクしてなかなか寝られませんでした…。もうこのキャンプ場には泊まりたくない(涙) |
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