2011/08/24(水)21:17
踏みにじられた網走の夜
こんばんは。
昼の部と夜の部が分けないと収まらない楽しいツーをした男Docroでございます。
だんだん調子に乗ってきて,事実が脚色されてきている気がしない訳でもありませんが,ギリギリのラインを見極めながらお送りしております(?)
さて,お2人にとっては4日目となった網走着。終盤は雨にたたられてしまい,網走市手前の2車線ではウェット路面を車に紛れてそこそこの速度で走る羽目になってしまいました。
先頭が,車の後ろを走りたくないからなんですけどね。だって汚れるんだもの。
しかし,私は先頭でありましたが,雨の日は後続になるほど水しぶきを食らいますので,なおネィさん,そして自分の真後ろのぶらっくさんは大変だっただろうと思う訳であります。
しかも自分のタイヤはブロックなので,余計飛んだのではないでしょうか。
どうもすみません。
ホテルに着き,網走の宴は地ビール館と思いきや,「ありゃ焼肉屋さんだよ。」ということで店の選択決定権を旅人の2人に任せ,地元人の自分はホテルでシャワーを浴びた後,衣類にファブリーズを振りかけておりました。
で,待つ側になった自分は隣のホテルの軒先で雨をしのぎつつタクシーを待つ。
そこには,こんなのが2台並んでおりました。
おそらくはオプション装備満載のゲルマン魂。
たぶん地球一周中でしょう。
この後はサハリンに渡ってロシア経由でアラスカ入りでしょうな。
そんなスケールのデカさを感じる1台。
でも,倒したらなおネィさんが居ないと起こせないからパス。
さて,タクシーに乗ってお2人が現地人から得てきた情報をもとに入ったお店はコチラ!
なおネィさん足長いな~。
網走人の方,どうでしょうか,この店の選択は!?
中には元関取と思われるマスターが広い炭火焼台の前で豪快に焼きまくります。
お祭り中でしたが店の中もお祭り的で,席もカウンターしかなかった。
では♪
早速網走ビールで乾杯!
ぶらっくさんと僕は一般的に良く聞くピルスナーをチョイス。
じゃあってことで,なおネィさんはヴァイツェン。
私のピルスナー1杯目
カメラ片手に注いだから泡だらけになっちまった。注いでいるの写真。ぶらっくさんはきちんと傾けて注いでおります。なんだ,酒呑みじゃないですか,ぶらっくさんも♪
飲んだ感じは「飲みやすい!」っていう表現しか思い浮かばない語彙の少ない男ですが,ビールらしい苦味とかホップの泡とかが強くない感じ(?)
「ヴァイツェンはどうですか。」
この後,なおネィさんの豊かな表現で解説されたヴァイツェンは幸せ者だ。
で,こっちも飲んでみますかと,自分の泡まみれで半分くらいしか注げなかった瓶を渡すと
なおネィさんの右腕
そのままグビッと行く!
「こっちのほうがおいしい。」
うーん,頼もしいですぞ!
ま,「このサイズなら瓶で呑むのもオシャレですよね♪」って,そのまま飲んでみることをズルい顔でおススメしたのは自分なんですけど
恩を仇で返すって言うのは,このことですな。
では,せっかくですから僕もヴァイツェンを
専用のグラス。
曇りで冷えていることが分かりますな。こういうこだわり感が夜は大事ですよね~。
しかし,この網走ビールの文字は,なぜか監獄って書いてあるように見えて仕方がありません。字体のせいでしょうかね。
ビールで一盛り上がりした後は,翌日の雨だったらどうしようなんて話しながら結論は出ず,天気次第ってことで予定は未定のまま関係ない話へ(笑)
昨日,かぶじろうさんにさんざんつぶつぶと言われたので「つぶが食べたくなっちゃったじゃないの。」というなおネィさんは,つぶの唐揚げみたいなのを頼み,食わず嫌いな自分も,「唐揚げなら。」と試しに喰ってみたが,その後ビールで流し込んだ。
やっぱ無理だった。
しかしこの店で,お2人にとってなじみのない魚(おそらくは北海道周辺でしか流通しない魚)の肴をいろいろ頼んで,酒も進み,何を話したんだったかはあまり覚えていない
ただ,純の番屋でお金を払うとき,レジのおばさんに「大きいのしかないんで。」と千円札をビシッと差し出したなおネィさんの話を,ぶらっくさんに話したことは覚えている。いや,覚えていない。
そのとき,レジのおばさんが1000円を見つめてフリーズしたけど,その間違いに全く気付かず数秒間の沈黙の時が流れたのが最高におかしかった。いや,おかしくない。
おばさんはその前にビールの注文を間違って困っていたため,非常にあたふたしていた。そこに自信満々に差し出された1000円札。
「大きいのしかないんで。」
この言葉に,おばさんは我をも疑ったに違いないのであります。かわいそうに
いや,かわいそうじゃない!
そんな失敗は,恥ずかしいかもしれないからぶらっくさんには内緒にしておこうと思っていたのに,酒のせいでつい口が滑ってしまった。
まぁ,どっちが先だったかは不明なんだけど,北海道の酒が飲みたいと自分の席のすぐ横にある酒の保管庫を物色し始めたなおネィさん。
そのころ,店の客もいつの間にか居なくなり焼き仕事に余裕が出てきたマスターらしき関取方が,「珍しいものがあるよ。」と言ってなおネィさんに飲まそうとした酒がこちら。
店を出る直前に関取に撮ってもらった一枚。僕が持っているが飲んだのはもちろんなおネィさん。
清里町のジャガイモで作った焼酎。その名も北緯44度。
清里町の北緯も44度だが,アルコールの度数も44度だ。
じゃがいも焼酎 羆(ひぐま)25度
↑
ちなみに,コイツは「羆」って恐ろしいネーミングだが25度。
そんな訳で,女性だと思って心配したのか,関取が
「チェイサーもお出ししますので。」
と思いやりの心とともに提供。
一口飲むのにチェイサーの水全部飲んじゃった?
逆ですよ。
チェイサーが減ったように見えているのは,多分氷が溶けたから。
付け加えておきますけど,水で割ってやしませんよ。焼酎ロックでございます。
おいしいと言ってアララと無くなった。
まぁ,サイト徘徊で新事実が分かった訳ですが,それはここでは置いといて,とりあえず,そのチェイサーの水は店を出るまでも最後まで手は付けられなかったのであります。
店主は何を思っただろうか。
網走の暑い夜。
ぶらっくさんが寒いと思って着てきたジャケットもいらないくらい,暑い夜でした。
なおネィさんのバッグからは傘まで出てきた。
頼むから持って行ったものを全部公開してほしい。