2010/05/13(木)12:39
みじかくも美しく燃え
これは1889年にスウェーデンで
実際に起きた事件を素材に描いた
美しい悲恋物語ですね。
妻子ある伯爵のスパーレ中尉は、
しがないサーカスの綱渡り芸人エルヴィラと愛しあい、二人で逃亡。
友人の制止も聞き入れず、あてどない逃走を重ね、
やがて金も尽き、着たきり雀で野宿が常となります。
日蔭物の身に職もなく、手配書は至る所に回っている・・・。
木苺や茸で飢えをしのぐ森での暮らし。
しかし、北欧の夏は短い。
行く末を儚んだ二人は、見事に晴れ渡った一日を
ピクニックに過ごし、最後の贅沢にランチを満喫し、
銃で心中を謀る・・・・・
という哀しいお話しですね。
この映画全編に流れてるのが
モーツァルト作曲“ピアノ・コンチェルト21番”と
ビヴァルディ作曲の“バイオリン・コンチェルト・愛”
皆さんがよくご存知の曲です。
愛のすばらしさ、つらさや哀しさをこの映画で追体験してくださいね。