2010/05/14(金)09:59
最高の人生の見つけ方
これはアメリカの映画で
存在感ある二人の名優、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが、
死を意識した初老男性2人の希望に満ちた余生を描く人間讃歌です。
毒のある言葉と、いかつい顔のジャック・ニコルソン
控えめながらいつも人を温かく包んでくれるようなモーガン・フリーマン
この相反するタイプの二人がいぶし銀のユーモアを見せてくれますね。
世のおじ様方はそれなりに人生の苦労を味わってる。
しかし、世間並みの分別を取り払うと
みんなすてきにオチャメになっちゃうんですね。
この映画は普通望んでも叶えられないとあきらめてる
世のおじ様方の望みを叶えてくれます。
そして、本当に望んでたことはけっきょく・・・・・
というお話しです。
私が後半年の命だと宣告されたらどうするだろう・・・
ホントのこというと私は7年前から死は身近に感じてるんですね。
それが現実になるとなったら一体何を望むか・・・・
今の経済状態と健康状態を考慮にいれなければ
私はまず、いつかテレビで見たイギリスの片田舎にある、
緑が太陽にきらきらと輝いてる
木がうっそうと茂った森を一日中散歩したい。
そして甘~いソフトクリームをなめて
値段を気にしないで洋服を山ほど買って
ぐっすりと眠りたい。
大した望みじゃないですね。
モーガン・フリーマンは脇役が多いながら
彼がいなければ主役も魅力を発揮しない・・・・という、
不思議な大らかさを持った俳優ですね。
彼の人柄ですね。
このようなブレーン・・参謀・・・女房役といわれるようなタイプに
私は魅力を感じます。
イギリスの警部物ドラマを見ても
相方が断然魅力を放ってる。
もちろん前面に出てる人も魅力はあります。
しかしブレーンの重要さを充分知ってる人であればこそ
魅力があるんですね。
気負わず淡々と死を受け止めるために
現実の煩わしさから1歩離れて
人生を見渡して見るのは大切なことですね。