|
モーターパラグライダーの事故が、九十九里浜の大網白里海岸で4月29日午後4時ごろ発生しました。
当日は天候も良く午前中、南の風で2~3メーターほど、午後に入り少しづつ上がってきました。事故のあった午後4時ごろは南西の風7~8メーターほどまで上がってきていました。片貝海岸でフライト練習をしていた私のところへ電話が入り、「○○さんが落ちたみたい!」と連絡が入りあわてて機材をかたずけ白里海岸へ移動した。現場ではケガをした本人は緊急搬送されていない状態でした(ドクターヘリで搬送されました)警察とタンデム飛行をしていた関係者の現場検証が行なわれ機材のかたずけやケガをした本人の車の回送、身内への連絡や搬送先の確認などで忙しく動き回った。搬送先の病院まで駈け付け自宅へ戻ったのが午後9時半でした。まずは地元の皆さんや白里海岸の方々に大変ご迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。事故を起こすつもりではなかったのですが起きてしまったのですから、ちゃんとした対応をすることがモーターパラ関係者の対応と思います。事故の原因を追究することもその一つと思います。
事故の状況は、午後に入り風が徐々に強くなり南西の風7~8メーターほどでタンデム飛行のモーターパラがホバリング状態で高度40メーター付近を飛行していた。それと併走するように右側でソロフライヤーがフライとしていた、やや低い35メーターほどの高度で、タンデムより少し進む状態で抜いてゆき少し先で左旋回に入った、風下側へ急激に流されタンデム機のエンジンユニット右側部分にパラの右側部分が吸い込まれるように接触して、ガードとペラが破損して、タンデム機は向かい風だったので緊急着陸に入り無事着陸できましたが、ソロフライヤーの方は右翼端が破れ2本のラインが切断され不安定になり、なおかつタンデム機の後流に入りスパイラル状態になってしまい、落下してしまった。本人は下にあった鉄塔が見えたのでぶつかりたくないと思い、ブレークコードを引いたらもっと回ってしまったと言ってました。急激な足からの落下のため両足首骨折・左大腿骨骨折のケガとなりました。
事故原因として、タンデム飛行の周りへの承知徹底、タンデム飛行は第3者の他人を預かり飛行する慎重さが必要なので、周りのフライヤーに近付かないようになどの指示連絡を入れておくべきです。飛行打ち合わせなど(ルールなど)を今回は決めておかなかったようです。
ソロフライヤーの経験は、5~6年の飛行経験はありますが自己流の経験のため基礎訓練が不足しているので(技術と経験)「落ち着きの無い飛行のようでした。」と言う意見もあり、経験不足から来る無理な飛行も原因の一つではないかと推測されます。「いけるだろう!」「かわせるだろう!」など。それとフライとしている周りへの「注意や安全確認」、「余裕などがあるかどうか?」不安の要因が沢山出てきてしまいます。とっさのときの操作で旋回が早くなってしまったと言うことは誤った操作をしてしまっているようです。今上げただけでも不安要素が沢山出てきています。原因を見つけることは難しいですがタンデムパイロットもソロパイロットも危険要素は沢山あったことが考えられます。自分たちのフライトが安全かどうかは本人たちではわからないことが沢山あるので、こういう機会にフライヤー全員が考え直し確認して反省しなければいけないのではないかと考えます。
まずはケガをしたパイロットの方は早く怪我を治し復帰することを心から望みますのでがんばって治療に励んでください。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
補足
|
風来坊 さん |
現場11時頃、風力計では最大5.4m、4~5mでした、1時頃逆に風速は落ち3m~4m、17時頃少し上がり5mです、終日現場に居ましたが6m越えは有りません、上空で1m位多いくらいでした。
(2008年05月03日 09時05分11秒)
|
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
エラーにより、アクションを達成できませんでした。下記より再度ログインの上、改めてミッションに参加してください。
x
プロフィール
スカイドリーム
空に興味のある人のためのホームページです。いろんな空との出会いをプロデュースする、「スカイ・ドリームへようこそ!」千葉の九十九里浜、片貝海岸にて体験講習を土曜、日曜にやってます。詳しくは「スカイ・ドリーム」090-4733-2866まで!
|
|