祝!長寿!
今回はアルローラさんが心を「鷲掴み」された、地球上でもっとも長寿の生きるもの「イガゴヨウマツ、ブッリッスルコーン・パイン」についてお話したいと思います。 2007年9月カリフォルニア州にあるスキーリゾート マンモス山の近くのビショップと言う小さな町に行ってきました。この辺りはシエラネバダ山脈と呼ばれる一帯で、北米で2番目に高い山、ウィットニー山(標高4,418m)があります。(ちなみに北米1はアラスカにあるマッキンレー山 標高6,194mです)このビショップから未舗装の道をごとごと行くこと約40分。(ちゃんと舗装された道もありますが・・・私たちは未舗装の道が何故か好き)真っ白な白雲石(ドロマイド)に覆われたその名も「ホワイトマウンテン」が現れます。 ここの標高は約4,340m、、、富士山の標高は3776mなので560mも高いんですよ!この山の標高3,300m辺りにイガゴヨウマツ、ブッリスルコーン・パインが多く生息しています。 この辺りは冬になると雪は降るものの、夏はほとんど雨が降らないとても乾燥したところです。この松はそんな乾燥し、水も無く、強風にさらされる標高の高い そして強アルカリ性の白雲石(ドロマイド)を好むちょっとへそ曲がりな松の木です。こんな悪条件にさらされながら、1000年、2000年、、、、、、、4700年も生き続ける木があります。その名はメッセーラ(Methuselah)未だに成長し続けているそうです。イガゴヨウマツはここ以外にもネバダ州、ユタ州に生えていますが、このメッセーラが世界で一番長寿の「生きる物」だそうです。メッセーラ・トレイルというのがって、「この辺りにメッセーラがありますよ」という表示はありますが、「これです!」という表示は木を保護をするためありません。勿論レンジャーに聞いても教えてはもらえません。 この中のどこかにメッセーラは生きています。 なぜこんな所を選んだのか?それは他の植物が生き残れないため、生き残るための競争をしなくても良いからだそうです。それにしても~~~なぜ成長が遅いのか?それはずばり「水」(木の食料)が少ないからです。水が少ないので根は「地下」ではなく「地表」に広がっています。年輪は2.5cmの中に100本もあるということです。ですから小さい木でも既に200年とか生きてるんですよ~~~~ 勿論中には生き残れずに死んでしまったデッドツリー(枯れているが、立ってる木)、デッドウッド(枯れて、倒れてしまった木)もあります。これらのデッドウッドの中には樹齢4,900歳というのも見つかっているそうです。 ブッリスルコーン・パインの名は・・・「Bristle」とは「針毛」という意味があります。この木の松ぼっくりには刺が生えているんです。そこからこの名前が付いたそうです。 こういうのを見てると、人間なんてちっぽけなものだな~なんて考えされられちゃいます。おまけ:ホワイトマウンテンは標高が高いので、涼しめでしたが、ビショップと言う町は砂漠のど真ん中。この日も無茶苦茶暑かったんですが、インディアンのペトログラフがあるという事で、見に行きました・・・そりゃーもう暑いなんてものじゃありませんでした。日陰で涼を取るTomoとAiboを見てやってください。暑そうでしょ インディアンのペトログラフ+Aiboです。