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2018年も早いものであっという間に12月になりました。街はクリスマスムードが漂い出していますね。オカダマニラもその準備を進めている様子がうかがえます。
そんな寒くなってきた時節ですが、 なんと、 あのユニバがですよ、 (2018年10月度) カジノリゾート月次実績 (2018年11月度) を2ヶ月連続でだしてくれました!!! フジモン!!! ミサイルはうってくれますし、自社株買い(空砲の可能性あり)や配当も出るっぽいし、月次は出すし、なんかもうユニバじゃないみたいです。 長年のオカダマニラマニアとしては、ちょっと信じらんないですよね〜少数株主無視の同族経営企業が、資本と経営の分離をしたらこうなりましたというお手本になりそうですね。いろいろ黒歴史すぎて教科書には載らないと思いますけど(笑) で、肝心のGGR(Gross Gaming Revenue)、カジノ総売上を見てみましょう。 ※ GGR=賭け金総額-顧客への払戻金 1Q:4,982mPHP(106億円) 2Q:7,270mPHP(152億円) 3Q:6,970mPHP(146億円) に対して、 10月:2,676mPHP(56億円) 11月:2,912mPHP(61億円) 1-3Q:19,110mPHP(401億円) 1-11月:24,697mPHP(518億円) 10月、11月が順調に伸びており、 ついに、私の(どうでもいいテキトーな)予想の となりました。これは文字通り予想外でした。 12月クリスマス年末シーズンでのお祭り状態を考えると600億円を超えてくるでしょう。 さらに注目すべきはEBITDAで、 1Q:40.3mPHP(0.9億円) 2Q:168.1mPHP(3.6億円) 3Q:555.0mPHP(11.9億円) で、確かにEBITDAは黒転してるね、でもまだまだだなーこれからに期待だねと思っていたところ、 10月:370.6mPHP(8億円) 11月:527.8m PHP(11億円) 1-3Q:763.4mPHP(16.4億円) 1-11月:1661.9mPHP(34.9億円) といきなり115%増を叩き出しこのブログをご覧になっているオカダマニラマニアを歓喜させたのではないでしょうか。 一方で。 社債のおかわりがありました。 フィリピンにおける『OKADA MANILA』の建設資金等への充当を目的とした 6億米ドルの海外私募債に関する販売代理人契約及び買取契約締結のお知らせ むむむ、600億円で金利8.5%ですか〜 オカダマニラの投資予定額が3,791億円、2Q時点で建物1818億円+建設仮勘定1291億円=3109億円、現金同等物665億円あったからカジノ立ち上げながらキャッシュ回していけんじゃないのかなー?と思ってた自分が浅はかでしたね...。 金利についてもフィッチレーティングからB+の格付け で安定的と見なされていると思ってたんですけどね。 よくよく格付けの定義を見てみると、 B: 非常に投機的 重大なデフォルト・リスクが存在するものの、債務履行に関する安全性が限定的ながら残っていることを示す。現時点では、金銭債務が履行されているものの、継続的履行能力は、経営・経済環境の悪化に対し脆弱である。 となっており、カジノの実績がないのと、パチンコパチスロが市場縮小傾向にあるのがリスクととられたみたいすね。 上出来です。だって我々株主はオカダマニラの将来を、未来を買っているのですから。今この低い評価であることに大いなる価値があると思いませんか? この辺を腹の底で理解していないとどうでもいい騒音や雑音に振り回されることになりかねません。 たしかにね、約50億円の年利負担は少なくないですが、仮に11月GGRが平均化したとして527.8×12ヶ月=6333mPHP(133億円)とすると、 ここから利払いをしてお釣りがくる算段ですね。 まあ、オカダマニラホテルの客室数は現状稼働が380、年末で500、今後993室まで増える伸び代を考えると、この数字すら単なる通過点であることが容易に想像(妄想)できます。 また、 ホテル予約サイトのAgodaでは毎年、世界の一流宿泊施設パートナーに授与されるGold Circle Awardsを表彰しています。 Gold Circle Awardsとは、 ・アゴダの宿泊施設の上位1%に入っている ・顧客レビューが常に素晴らしい ・競争力のある価格設定と予約状況 ・素晴らしい顧客体験を提供することへのコミットメント 以上基準を満たした宿泊施設に送られるのですが、 オカダマニラも選ばれたとのこと。部屋数が少ないのとこういった人気化でオカダマニラの予約がしづらくなっていますし宿泊単価がどんどんあがっています。 さらには、 マニラ湾の夕陽が見られる新しいアトラクション ザ・ガーデンもオープンしました。 オカダマニラの物語はこれから始まるんですよ。 ということで、毎度毎度のことながら、山あり谷ありでホント面白い会社ですね。いつも言っていることですが、どんな切り口で見てもまさにエンターテインメントな会社であり続けてほしいですし、そしてそれをオカダマニラマニアとして楽しんでいきたいと思います。 twitterやっています。 リツイートおなしゃす! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは。お忙しい中分析ありがとうございます。
月次も株価低迷の最中の地獄で仏の状態で二か月続けて出してくれました。内容は成長を裏付けるものであり、着実に利益も生み出しはじめていることもわかりホッとできるものでした。しばらくは、月次も浮き沈みがあるかもしれませんが、単月でも黒字が定着できることを楽しみにしているところです。 私募債の発行はミサイルの逆噴射かと思われましたが、建物の完成に向けた最終段階のために手元流動を厚くするものだと解釈し、このままコーラルウィングが来年度中に稼働できることを願うばかりです。 クリスマスと年末商戦がある今月の月次も楽しみなところですが、少数株主にもクリスマスプレゼントとしてビックなミサイルが打ちあがって的に命中することも楽しみにしております。 (2018.12.11 20:12:15)
ユニバーサルエンターテインメントについて調べており、ブログを拝見しました。丁寧に分析されており、また、会社への愛情にあふれており、素晴らしいと思います。
すごく基本的なことを教えてください。 会社発表の月次は、カジノの売上だけが合算されており、ホテルの売上(宿泊や店舗など)が含まれていないように見えるのですが、ホテルの業績はどこかで確認できるのでしょうか。 投資家のかたに、初歩的なことをお聞きして恐縮です。 (2018.12.13 00:33:48)
ゆうすけさんへ
毎度書き込みいただきありがとうございます。ミサイルがどうこういう相場ではなくなってきましたね。市況がどうあれ、オカダマニラの売上は上がっていくのは確実ですね。 クリスマスプレゼントとなるか、お年玉となるか、我々はそれを見守るだけです。 (2018.12.24 00:04:24)
ジョニーさんへ
GGRにはホテルやリテイルの売上は含まれていませんが、カジノリゾート事業の売上には含まれてるとは思います。ホテルの売上は、REVPARと客室数を乗じれば類推はできるのですが概ね380室、1.8万で2〜30億円規模だとは思いますよ。(コンプは除きます。) (2018.12.24 00:15:28) |