2006/01/24(火)02:50
恐怖のロサンゼルス
ロサンゼルスには長い間飛んでいない。
昔は良く行ったけど最近はご無沙汰してる。いろんな意味でおもしろい街ではある。
有名なビバリーヒルズやメルローズ、サンタモニカなどセレブ気分が味わえる。
近くにはディズニーランドやユニバーサルスタジオなど、テーマパークも充実してる。
今ロスアンゼルスに住んでいる友人はそこでの生活を多いに楽しんでいるようで帰りたくない様子。
でも私はどうもL.A.が好きになれないわけがある:
1.車社会。
免許を持っていない(爆)私にとってはとても動きにくい街。どこへ行くにしても車が必要。
って言うかバスに乗ってもいいけど、怪しい人が多い。
どんなに貧乏でも大抵の人は車を持っているので車なしで移動する人はホームレスに近い人か旅行者(偏見です。まちがってたら訂正願います)。
フライト後の短い滞在では免許ある人だって車をいちいち借りない。
歩いてサンタモニカに行ったりする。
けど歩いてると通り過ぎてく車に乗ってる人に声をかけられたり口笛ふかれる。かなり気分悪い。
ホテルから出かけるにはタクシーを呼んでもらえばいいけど帰りはそう簡単につかまらない。
みんな車を持っているから、タクシーの需要が非常に少ない。
2.人。
(これまた怒られそう)初めてタクシーに乗ってビバリーヒルズに行ったとき。
あこがれのロデオ・ドライブのバーニーズに入った。
日本では「いらっしゃいませ」なんて言われるけどアメリカでは勿論そんなこと言われない。
ここのバーニーズの店員、はっきり覚えてる。
私の頭のてっぺんから足元まで見下ろし、無言で目をそらされた。
まさにプリティーウーマンの世界!
同じアメリカでも他の街のバーニーズではそんな対応受けたことない。さすがL.A.と思った。
有名になりたい人がたくさん集まってて、いかに他人より目立ち、「美しく」なるかの戦いのような感じが伝わる。
3.怖い。
日中でも危険を感じる。本当に。
昔泊まっていたダウンタウンなんて夜になるとまず人は歩いていないので絶対に出ない。
でも日中でも怖い~ モールまで2ブロックだけ歩けばいいけど、一般住民はもちろんモールまで車。
だからそのわずか2ブロックを歩いてるだけでも目をつけられる。Macy'sデパートの外で「Hey!」と声をかけられ、無視したら「Hey! I'm talking to YOU!」と逆切れされた。
慌ててデパートに入ってびくびくしてた。
未だにアメリカで声をかけられると無視していいものか迷う。
返事する必要ない、とアメリカ人の友達に言われるけど無視するのも怖い。
4.ホテルの恐怖。
私たちはどういう訳か、L.A.での滞在ホテルはしょっちゅう変更になる。
ホテル側が航空会社との契約を嫌がるのか、会社側がホテルの対応がイヤなのか分からないけど、数え切れないぐらいいろんなエリアのいろんなホテルに泊まってる。
そしてどれも怖い事件が起こってる:
ーダウンタウンのKホテル。夜は絶対に出るなと言われてた。
日中に慌てて食料の買出しに行って暗くなる前に戻ってた。
近くでイギリス人の乗務員が襲われた。
ー空港方面のFホテル。異臭が気になってベッドの下を見た乗務員は死体を発見。
ーサンタモニカのFホテル(今は別名?)。人質事件発生。
サンタモニカでは観光客を狙った襲撃事件発生。
ーダウンタウンのWホテル。乗務員がレイプされた。
隣の部屋にいた一緒にチェックインした乗務員が異変に気付き、フロントに電話してセキュリティーを呼んだら「テレビの音だろう」と言われ、実際にセキュリティーが現れたのは30分後。
その事件の2週間後にそこに泊まった私は怖くてしょうがなかった。
同僚と各部屋の隅々までチェックして、出入りは事前にお互いに電話をして同時に。
遊びには行きたいけど、一人で車なしで行くのはやっぱり怖い。
たまにお客さんで「卒業旅行でロスに行くんです~」と言いながら、入国カードに書かなければいけない「滞在中の住所」がない子、つまりホテルの予約すらしていない.....見てて本当に不安。
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