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2005/11/29
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カテゴリ:飛行機は体に悪い
某航空会社の面接では、袖をめくって面接官に腕の内側を見せなければいけないらしい。

それは何故だろう?

サービスをする際にお食事のトレーをお渡しするときなど、腕はお客様の目の前に来てしまったりするからかもしれない。

キレイに越したことはないけど、ちょっと一言~

ウチの会社ではそういうチェックはなかったけれど、採用時にキレイだったとしても、
仕事中に数多くの同僚の腕には治らない傷ができた。

どんな傷かと言うと、火傷。

この記事によると、一昔前の機種でサービスをしてた客室乗務員が火傷を負うことが多かったと書いてあるけど、
会社によっては最新の機種でもオーブンでの温め作業を行っているため、今もなお火傷を負う客室乗務員は少なくはない。

具体的に説明すると長いラックにたくさんのメインディッシュを並べ、温まった状態でカートに入れて通路でカートからサービスをする。
オーブン自体は家庭のオーブンほど熱くならないけど、ラックはメタルなのでかなりの熱がこもる。
いっぱいの状態でのラックはかなり重いので、持っている状態でバランスを崩したり飛行機が揺れたりすると肌に当たり、
じゅわじゅわ~と火傷しているのが分かるけどたくさんのお食事をラックごと落とせないのでバランスを正すまで我慢。

その時点でもう遅い。
腕の内側にはピンク色になった肌が。
サービス中だんだん腫れてきて、見る見るうちに水ぶくれになっていく。
滞在先で膿んできて、帰りのフライトではとてもお見苦しい状態で働く。

私の右腕には火傷の小さな痕が残っている。
人が見ても分からない程度。
運が良かった。
でも同僚の中にはびっくりするような一生治らない火傷の痕がある人もいる。

会社によってオーブンの事情と制服の事情が違うけど、
このような火傷しやすいオーブンならば制服は長袖OKにしないと、かわいそう。

どこだったかな、女性はギャレー(調理室)担当にならない航空会社...?
でもある意味それって女性は通路でニコニコだけしてればいいって言われているような気もしなくもないし...

客室乗務員の仕事は重労働。


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Last updated  2005/11/29 12:33:30 AM
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