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空の遊戯館

空の遊戯館

東方水妖記2-3(未完成)














~stage2 雲の上のポルターガイスト~











「ちょっと、水人!一体どこまで行くの?」

僕の後ろを、チルノが文句を言いながらもついてくる。

ここは、幻想郷のはるか上空。
雲がほとんどなかったからわからなかったけど、どうやら既に雲の上まで来ているようだ。
何にも遮られない、春の暖かい日差しが照りつける。
それを僕は少し暑いと感じるけれども、そばにいるチルノのおかげでそこまででもない。
太陽に照らされて明るく色づく幻想郷を見下ろしてみると、この高さなら遠くの山・森・人里などまで見渡せる。
同時に自分の周りを見てみても、こちらは雲やどこかに通じるであろう結界しかない。

「流石に…空には、花があるわけないよなぁ……」

独り言を言いつつ、僕は苦笑いする。

「こんな所に来ておいて、花探し?」

そんな時に突然聞こえてきたのは、僕の知らない誰かの声。


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