HOLY BELL 

2004/02/12(木)23:20

自分の居場所は映画…烏丸せつこが本格再始……

自分の居場所は映画…烏丸せつこが本格再始動女優、烏丸せつこ(48)が、インターネットとスクリーンの双方で公開の異色映画「母の居る場所~台風一過~」(Web版は公開中、スクリーンは5月公開予定)で、本格的に女優業再始動した。烏丸といえば、クラリオンガールとしてデビュー後、80年代に小悪魔的な魅力でテレビや映画で活躍。オジサンのアイドルだったが、12年前に夫で映画プロデューサー、田中寿一氏(69)が経営する映画会社の倒産で一転。3年前に田中氏と離婚と私生活はご難続きだった。この間、映画や昼ドラなどに出演はしていたが、ここ数年は「出たいと思うような作品もなかった。あまり仕事をしたいとは思わなかった」と実質的な“休業状態”だった。そんな烏丸に火を付けたのがある映画だったという。「青山真治(監督)さんの『ユリイカ』という作品(平成13年公開、役所広司主演)を見たときに、『ああ日本映画も捨てたもんじゃない、まだまだ、こんなに素晴らしい作品があるんだな』って。よっし、私も頑張っていい映画に出よう、出たいって思うように」自分の“居る場所”は映画というわけ。すでに昨年、2本の映画に出演(年内公開予定)。そして今回主演の「母の居る場所」は、Webとの連動という新しいジャンルへの挑戦…。「インターネットとか明るくないから、あまり聞かないでね(笑)。でもこういうの、すごくいいと思うの。だって若い人たちが映画に関心を持ってくれるから」夫に先立たれた妻(烏丸)と、その娘(堀北真希、15)が、沖縄で台風の一夜にそれぞれの本心をぶつけ会い、きずなを深める約40分間の短編映画。20歳と13歳の2人の娘を持つ母でもあり、実生活とリンクする部分も多かったという。「どんな仕事よりも映画の仕事が大好き。これからは(映画)に出まくるわよ」。往年の“せつこファン”にうれしい久々の笑顔だ。

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